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第309話 ページ9

「あんなぶっといドリルでグシャグシャにされたんじゃ原型なんざ残らねえがや…!2度と生き返れねえんだぞ!」

「安心してよ。…もう終わる。次でボクがギンを当てるから」

ミドリは何番にしようかな〜、と明るい声で思案する

「ふふ、ジンさん。怒ってる?」

揶揄うような声でミドリが問いかける

「怒るよねえ、だって"相応しくない"もんね!サラさんがギンの代わりに棺に入ってたら良かったのにね!」

「クソ…ふざけやがって…!さっさと選べよ」

「そう言われてもボクも運ゲーだからさ…。0が好きだけど無いしな…うーん…」

ミドリはしばらく思案してようやく答えを出した

「よーし!1番で行こう!今日のラッキーナンバーなんだ!ジンさん、1番にヒント使ってよ!」

ミドリの言う通り1番の棺にヒント機能を使う

ランプの色は"青色"だった

「青って…人間じゃねえか…!?」

「ギンかミドリ…ってことになる…」

「ちょ、ちょっと待ってくれニャン!!も、もう…青が出ちゃったワン…!?」

「あっはっは!何を驚いているのさ!キミ達の推理通りなら四択…。良い線引いたよね」

ミドリの笑い声が響く

既に青色が出てしまった以上、ギンにヒットする可能性はある

「…覚悟してなかった?こんなあっさり、ギンを失う事になるなんて…ね」

「…本当に選べるのか?お前自身が選ばれる可能性だってあるだろう…!」

「ボクは手を切り落とすことだってノリでやっちゃうのに!まだそんなこと言ってるの…?」

ミドリは1番の棺を選んだ

「ふざけるな…!やめろ…!こんなやり方で勝敗を決めるのか!ヒヨリ!」

ミドリはソウの言葉すら耳を貸さなかった

「キミの負けだ、ジン」

「さあ…!早くも決着がつくのか…!?運命や…如何に…!」

ドリルの稼働する音が響く

ギンの叫び声の中、困惑した声が聞こえる

「なに…この振動…?嘘でしょ…!?まさか…!なんで私が…!この…ヒ…」

「惜しい!ヒットしたのはヒナコだ!」

なぜ…?

どうして人間が入っているはずの棺にヒナコが入っているんだ?

「…ヒントが正しいなら、ヒナコちゃんは人間ってことだよね?開始前の"青:2"っていうのも辻褄が合うし…」

「犠牲者の映像にはヒナコの分まであったんだぜ…!?何かに吊り上げられたのか…足元が浮いて死んでいく姿が大きく映ってただろ…?なのに…なんでヒナコが人間なんだよ…!」

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ハデス - ゆっくり更新してください。応援しています!男主の秘密...ドキドキして読んでいます! (9月21日 17時) (レス) @page23 id: 087d3e6d61 (このIDを非表示/違反報告)
蓮花(プロフ) - みかんさん» コメントありがとうございます。最終章が公開されましたらのんびり更新していきます (8月24日 7時) (レス) id: 6d93495a63 (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - キミガシネにハマりこの物語にハマってしまいました、物語がほんとに作り込まれていて今では大好きな物語です、更新楽しみに待っています (8月20日 0時) (レス) @page23 id: 39f071eb34 (このIDを非表示/違反報告)
scythe - こんばんは、一気見しました。良い作品をありがとうございます。更新楽しみにしてます。陣くんが好きで三次創作を描いたのですが、どこかで蓮花さんに送ることなどはできますか? (8月3日 19時) (レス) id: b5b8c5d4bd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:青薔薇 | 作成日時:2023年5月28日 1時

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