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あの日から数日後…
私はいつものように雪菜先輩と帰った。
春休みは今日で最後。
明日から新学期だ
いつもの公園の階段で私たちは腰を下ろした。
「あ、スノードロップ見ましたよ！」
「え、本当？！ありがとう〜」
先輩はニッコリと笑って見せた。
長袖からちらりと見えるアザ。
それはスノードロップに書いていたコトを表していた。
何も出来ない。
ただ見てるコトしか出来ない私はスゴく苦しかった。
「先輩は……」
「何？」
「親からの暴力を虐待とは思わないんですか？」
前から不思議に思っていた。
だって、普通はそうでしょ？
私ならたえきれない。
「んー…思わないね。」
私は耳を疑った。
「だってね、母さんも父さんも機嫌がいいときはいい人だから。」
ニッコリと笑う先輩。
「虚しいよね。でも、機嫌がいいときの母さんが私にせっしてくると………
恨めない。」
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作者名：ロイア | 作成日時：2014年6月7日 20時
