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私は先輩のことを知ったとき最後のパズルのピースがはまったような感覚がした。
「あぁ…なるほど…」
そいうコトだったのか…
あのときも…
全部アレが原因で…
Aサイド
「でさぁ〜！」
部活が終わった私はいつものグループで帰っていた。
皆が話しているコトを右から左へ聞き流す。
私が思っていることはただ一つ。
─────家に帰りたくない。
私のお母さんとお父さんは仲が悪い。
昔からこうだったわけじゃない。
気づいたらこうなっていた。
仲が悪いといっても喧嘩をするわけでもなく。
ただいないように暮らすだけ。
本人たちはどうなのか知らないけど。
私にはそう見えた。
お母さんはお父さんがいるコトにイライラして。
お父さんもいろんなストレスを弟を叱りながらぶつける。
正直…もう声も聞きたくない。
家族と言うものが大っ嫌いだ…
人は好きなのに。
４人で集まるとダメになる。
一瞬目の前がぼやけた。
目の裏が熱くなる。
だけど、私はすぐ目を閉じた。
「でねって…また、A聞いてなかったでしょー！」
「えっ？wwwバレタ？」
目と耳を塞げば怖くない。
それが私の中でのキマリだった。
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作者名：ロイア | 作成日時：2014年6月7日 20時
