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Aサイド
「でも…信じないと…何も始まりませんよ？」
なんてコトを言おうとして口を閉じた。
だってそんなの…綺麗事かたまり。
私は先輩の痛みを分かってるようで分かっていない人。
そんな人が綺麗事をはいたら誰でも怒る。
「あーいじめられる前の学校に戻りたいなー」
そう言いながら先輩は空を見た。
私が戻りたいのは…
そこまで思い出しかけて無理やり消した。
いつまでも、思い出にひたってちゃダメだ。
こんな風になるのなら…
「Aちゃん？」
「あ、すみません‼︎」
今、1番…思ってはいけないことを思ってしまった…
『こんな風になるのなら…忘れちゃえばいいのに。』
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作者名：ロイア | 作成日時：2014年6月7日 20時
