ブルースター (ページ13) - 小説

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Aサイド
「雪菜先輩～一緒に帰りましょ～」

土曜日の部活。

その部活帰りが私にとっての楽しみだった。

雪菜先輩と2人で帰って公園とかで寄り道をして話す。

ただ、それだけだけど…

私はその時間が大好きだ。

中央公園のサッカーのグラウンドの近くの芝生。

ココが今日の場所。

「あの～…」

「ん？何？」

「対人恐怖症って…」

何故かそこから先の言葉がでない。

「あ～大丈夫だよ～昔の学校のね、一つ上の先輩。幸村聡志って言う人と同い年の大河流翔って言う奴らが…」

それを話す先輩の目は霞んでいた。

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作者名：ロイア | 作成日時：2014年6月7日 20時