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藤の花が全く咲かない、山へと足を進める。
私と炭治郎は、あえて別行動とることにした。
「己の力で勝ち残ってこその実力」
鱗滝さんが、私達が家を出る時にかけてくれた言葉。
私は、鱗滝さんの弟子として、師範の言葉は信じたい。
例え、死んだとしても。
師範の言葉を信じて、最後まで弟子でいれたんなら、本望だ。
それに、愛する師範の言葉を信じずに生き残ってしまっては、弟子失格だと思う。
だから、単独行動を取ったのだった。
炭治郎も、そこは了承してくれた。
『お互い、選別終了後にまた会おうね』
炭治郎「ああ!それまで元気で!」
私は、木々の間をすり抜けて、奥へ奥へと足を運んだ。
幸いと言うのか、選別会場には、あまり強い鬼はいなかった。
でも、師範の鱗滝さんも認めた鯖兎や真菰が帰ってこなかった程だ。
相当な鬼がいるに違いない。
つまり、油断は禁物。
私が遭遇しないだけかもしれない。
そんな事を考えて、鬼を斬っての繰り返し。
ー鬼は、どうな心境で人間から鬼へと変わっていったのだろうか…
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ダリア(プロフ) - 原作寄りで、すごく読みやすくて、すごく面白い!星の呼吸ってかっこいいし可愛さもあって良いですね!これからも楽しみに待ってます!頑張ってください! (2019年12月13日 17時) (レス) id: 512f53fbf5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:星華 | 作成日時:2019年12月7日 11時