私の居場所。【我妻善逸】 (ページ24)

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鬼殺隊ー。

それは

人を守るべく常に地球上で活躍している

政府非公認の裏組織。

そんな鬼殺隊には

大事な決断が迫られる時がある。

“どの命を尊重するか”

もし片方の命が自分のものであったならー。

止むを得ず

己の命を投げ出して

民を守るだろう。
　

例えそれが、赤の他人でも、だ。

それが、政府非公認の裏組織、悪鬼滅殺のもと戦う“鬼殺隊”なのである。

実際今、16歳の小さな鬼殺隊の娘が、その決断に迫られる直前だった。

鬼「ケケケッ。お前さん、うまそうじゃのう。そうじゃ…、もしやお前さん、15、 6の娘かのう？」

『…年齢なんて聞いて…何すんの。』

鬼「もしお前さんが15か16の娘さんなら………、そうじゃ、お前さんの命と引き換えにこの店の店主女房1人娘諸共解放してやるかのう…さあ、どうする娘さんよ？」

『……私は……』

『(私は……16歳だ……、あの鬼の狙い通り、私が喰われる選択をしたら…？そしたら、捕まってる人達は解放してもらえる…、、？？)』

善逸「……？待って、そりゃないよ」

『(でも鬼はやっぱり鬼だもの…、信用ならない…。もし私が喰われて鬼が嘘をついていたとしたら………、その時はきっと、善逸くんが…！よし、決めた！)』

善逸「ねえAちゃん、間違っても自分を犠牲にしようとかしてないよね？自分が喰われて鬼が嘘ついていたとしたら……、俺1人じゃ何もできないんだからね！？」

『……？？なんで…、』

善逸「俺は分かるの！音でわかるの！その人が今どんな気持ちでいるかどんな事考えてるか、何となくだけど分かんの！耳いいから！」

『じゃあ…話早いや。善逸く(((鬼「ちょいと話が長いようじゃのう…、躊躇いがあるのならよい、両者諸共儂が喰ってやろう」………もう迷いは無いよ』

鬼「ほう？喰われる心構えはできているようじゃのう？それか…この店諸共儂に売るつもりかい？」

『勿論……、私が死ぬよ』

“人の為に己の命が役に立つのなら”

“私は生まれてきた意味を”

“鬼殺隊としての使命を”

“立派に、果たせた事になる”

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あけましておめでとうございます！！！

小説をご愛読してくださっている読者の皆様、今年も何卒宜しくお願いします！！