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私何やってんだ……
今多分、生まれて初めて血縁のない人と手繋いだよ。←
いや自分からなんて!何やってんだこの恥知らず!!
よし…こうなったら今は知らないフリしなきゃ…下手に誤魔化すのもあれだし……
善逸「ちょっ…!ねえねえねえ!もしかして気づいてない!?」
『…ん〜?あ、これはあれだよ!あのー鬼に警戒されないようにこうしてるって言うか…そのーあのー…』
駄目だあぁぁぁ死んだあぁぁあ!
何やってんだよ私!何やってんだこの恥知らず!(2回目)
流石にどんな鈍感野郎でも気づくだろオイ!!!
善逸「えへへぇ〜、そっかそっか、いいよいいよ〜、Aちゃん、俺のこと好きだったんだねぇ!」
『…え?』
善逸「え?」
『いや……君ならなんかありえるかなってちょっと思ったりもしたけど………そっち!?!?』
善逸「いやそっちってどっちよ!?!?これしかないでしょ!?!?」
『……あー!やっぱ私君のこと全然わかんない!!』
善逸「そりゃそうだろうね!?!?さっき初めて話したんだもんね!?!?」
『ねえ!もう日が暮れてきちゃってるじゃないどうしてくれんのよ!←』
善逸「えぇ俺!?それ俺のせいなの!?」
『なんの情報も無かったら一般人が喰われて終わりじゃないのよ!』
善逸「それ言っちゃう!?そんな怖いこと言っちゃう!?!?」
『言っちゃう!もし鬼が出てきて私が喰われて死んだら君後はよろしくね!←』
善逸「はぁぁぁあ!?冗談やしてよ君女の子だけど可愛くない!」
『そりゃすいませんねっ!』
なっがいなっがいくだらなーい話をしてたから
口論に夢中になって鬼の気配すら感じられなかった
『別可愛くなくたっていいもんね!それに善逸くんの可愛いの基準と一般人の可愛いの基準は違……え?』
その時、今私たちがいる路地裏から近い一軒家から悲鳴が上がった。
『……女の人の悲鳴……あっちだ……』
今までギャーギャー喚いていたAは嘘のように冷静で
まるで宇宙に浮かぶ星のように
周りの空気を凍て付かせていた。
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ダリア(プロフ) - 原作寄りで、すごく読みやすくて、すごく面白い!星の呼吸ってかっこいいし可愛さもあって良いですね!これからも楽しみに待ってます!頑張ってください! (2019年12月13日 17時) (レス) id: 512f53fbf5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:星華 | 作成日時:2019年12月7日 11時