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昼休み
『いただきます。』
お弁当を持って、使われていない多目的室で一人でごはんをたべる。
教室でなんか食べれないよ。私の席使ってグループにしてみんな食べてるんだもん。
「にゃはっ、じゃあ、あべちゃんも見てるんじゃんっ」
「佐久間がそんだけ言うから気になったんでしょ。」
そんな会話の直後にドアがガラッと開いた。
「あれっ、先客いんじゃ、え、Aちゃん?」
「あ、え?」
『あ、大ちゃんっ、』
やばっ、1人なところ見られた。
「1人?」
『いやえっと、』
後ろの人、大ちゃんの友達だよね、やばい、 友達いないって思われちゃう
「あれでしょ?佐久間の幼馴染ちゃんでしょ?」
「そだよー!Aちゃん!」
『えっとあの、』
その後2人は笑って、焦ってんねーと部屋に入ってきて私の近くに座った。
「いってよ!ご飯一緒に食べよって!」
大ちゃんは優しい。そして、
「俺も話してみたかったんだ、よろしくね、阿部亮平って言います。」
大ちゃんのお友達も優しい。
なんか、この優しさに涙が出そうでうるうるしてきちゃった。
「およよよ、Aちゃんどしたっ、泣きそうだっ!」
「あれ、なんかやなことあった?」
もう耐えることできなくて、
『大ちゃあああああん、』と大ちゃんの胸に飛び込んでしまった。
これには流石に阿部さんもびっくりしたようで大ちゃんに背中をさすられながら、どした?と優しく声をかけてくれた。
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作者名:エリンギ | 作成日時:2022年1月16日 15時