加藤先生…？ ページ43
___トントン
「はい。」
手越先生が単調な声で返事をするとドアが開いた。
そこにいたのは白衣ですっと立っていた加藤先生
「手越？Aさんいる？…って…いるね。」
『あっ…わたし、まだ授業の準備…』
加「んん。してないだろうね。
ほら、一緒に行くぞ。
手越もちゃんと寝ろよ。」
手「わかってるよ、でも今Aちゃんはおれが…」
加「ちゃんとAさんは連れてくから。じゃあ」
手越先生の視線をよそにわたしの肩を抱きながら医務室を出た加藤先生。
『あの、手越先生、傷つきませんでしたかね？
あと…こんな風に歩いてたら他の生徒にばれちゃいません…？///』
「へぇ、Aさんって手越にめっちゃ気つかうんだね。
ゲームだもん、大丈夫だよ。あと、このルートは人通り少ないから。」
違う違う…そういう問題じゃなくて…肩！
手越先生にドキドキしたかと思ったら今度は加藤先生のせいで鼓動が速くなって…
もう、心臓がいくつあっても足りないよ////
気持ちをそらすために関係ない話でもしよっと！
『えーと
…あ、化学、やっぱり全然ダメですわたし(笑)
もう向いてないのかな〜』
少し膝を曲げて、わたしの首筋のあたりに顔を近づけた加藤先生
まってまって、そういうような話、してないけど！！！
「それってさ、俺に特別授業して欲しいってことだよね。
ふふ。Aさんとだったら朝まででも…する？」
首元にかかった息がくすぐったくて、今までに感じたことのない気分になる。
なにこの感じ…////
『あー、でもひめりに教えてもらってやろうかな〜
ちょっと、加藤先生の特別授業はわたしには…なんか…』
パッとわたしから離れた加藤先生
「ふはは、大人過ぎるか(笑)
いきなり攻めすぎたわ。やば、俺ミスった？(笑)」
いつもの加藤先生に戻って、そのギャップにキュンとした。
『ミスったかなー(笑)
ほら、先生、授業始まりますよ？』
ほんとだ、と言ってわたしの腕を引く先生
あー、ずっとドキドキさせられっぱなしだよ///
教室の中に入るといつも通りの生徒と先生の関係に戻る
授業中に寝ている子のそばに寄って、その子の机をノックしたり、
教壇につまづいたり
うん、いつも通りの先生だ。
しばらくして授業が終わると先生は小さくわたしにだけ見えるように手を振った。
もう。
それ、反則だよ////
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なづき(プロフ) - こちらこそ！これからも愛読する者で居させて頂きますね(*^^*) (2016年9月14日 22時) (
レス) id: f0b8fa0157 (このIDを非表示/違反報告)
アカトウネ(プロフ) - なづきさん» なづきさん！！！本当に本当に励まされました(泣)毎日泣いていてもうどうしようもなくなって思わず全然関係ない話なのに書いてしまって、ちょっと反省していたんです・・・少しずつ精神も回復してきているので更新も頑張りますね。これからも宜しくお願いします (2016年9月14日 21時) (レス) id: 2a0a2e9410 (このIDを非表示/違反報告)
なづき(プロフ) - 猫ちゃんの事を前向きに検討しようかと思いました！！本当に本当にどーーーッでもいい事ですね（笑）誠にすみません(><)勝手に報告させていただきました（笑） (2016年9月14日 0時) (レス) id: f0b8fa0157 (このIDを非表示/違反報告)
なづき(プロフ) - 父からは、もちろん愛着がわくのですが、失くした時に辛いと聞きました。そんな時に作者様のお話を耳にしまして、 (2016年9月14日 0時) (レス) id: f0b8fa0157 (このIDを非表示/違反報告)
なづき(プロフ) - 私、最近ペットちゃんに興味がありまして、父親とそんな話をしていた所なんですー！私事ですが、父が以前猫を実家で飼っていまして、あまり父には懐いていなかったようですが（笑） (2016年9月13日 23時) (レス) id: f0b8fa0157 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アカトウネ | 作成日時：2016年5月3日 20時
