せ、せんせ？ ページ41
ガラガラッ
ふわっと揺れた金髪に朝のことを思い出して、じっと手のひらを見つめた。
ツインテールをしたひめりがサッと手越先生の視界に入る
「手越先生おはようございまーす！」
「ん…あぁ、おはよ、ひめりちゃん」
それからちらっと私の方を見て
またそらした。
なんだかいつもの元気いっぱいな先生と違う…よね？ぼーっとしてるような…
ひめりにも素っ気なかったし…
「じゃあ授業はじめます」
おねがいしまーす/
「まずは…教科書38ページから…読みます。
じゃあ…今日は橘さんから。」
あっ、わたしか！
『暗い一本道をひとり進むと
あざやかな桃色の、一輪の…』
______ガタンッ___
キャーー/
私の音読中にクラスメイトの悲鳴が響いた。
ん？
せ…せんせ？
見ると先生はいなくて
教卓の下を見てみると壁にもたれかかって目をつぶっている手越先生
はっと息をのむ程に顔色が白い
どう…しよう…せんせい…
「手越せんせーっ！しっかりしてください！」
ひめりが立ち上がって叫んだ。
「ちょっとわたし、他の先生呼んでくる！
A、手越先生の様子見ておいて！
他の子も一緒に来て！」
こういうとき、ひめりって行動力あるな…
急いで先生のそばにかけよると少しだけ目が開いているのが分かった。よかった〜、意識はありそう。
朝は全然何もなさそうだったのに。
昨日だって
実は風邪だったのかなぁ？
すると突然私の腕をつかんだ先生
『わぁっ…先生？』
「行かないで…A…ちゃん…」
『どこにも行きませんよ？
先生、ずっと風邪気味だったんですか？』
「ん……全然風邪じゃない…よ？」
「A！連れてきたよ増田先生と小山先生！」
っあー、よりによってF4来ちゃったか〜
小「手越！！！昨日の夜ちゃんと寝ないから！」
『あ、じゃあ寝不足からくる疲労ですかね？よかった〜大事に至らなくて。』
それでもやっぱり手越先生の意識は若干もうろうとしていて、わたしの腕を離さなかった。
それから増田先生と小山先生の肩にもたれかかりながら職員室に運ばれていった。
自習になった1時間の間にひめりは何回も「大丈夫かな？」とわたしに言ってくる。
わたしだって…心配だよ…
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なづき(プロフ) - こちらこそ！これからも愛読する者で居させて頂きますね(*^^*) (2016年9月14日 22時) (
レス) id: f0b8fa0157 (このIDを非表示/違反報告)
アカトウネ(プロフ) - なづきさん» なづきさん！！！本当に本当に励まされました(泣)毎日泣いていてもうどうしようもなくなって思わず全然関係ない話なのに書いてしまって、ちょっと反省していたんです・・・少しずつ精神も回復してきているので更新も頑張りますね。これからも宜しくお願いします (2016年9月14日 21時) (レス) id: 2a0a2e9410 (このIDを非表示/違反報告)
なづき(プロフ) - 猫ちゃんの事を前向きに検討しようかと思いました！！本当に本当にどーーーッでもいい事ですね（笑）誠にすみません(><)勝手に報告させていただきました（笑） (2016年9月14日 0時) (レス) id: f0b8fa0157 (このIDを非表示/違反報告)
なづき(プロフ) - 父からは、もちろん愛着がわくのですが、失くした時に辛いと聞きました。そんな時に作者様のお話を耳にしまして、 (2016年9月14日 0時) (レス) id: f0b8fa0157 (このIDを非表示/違反報告)
なづき(プロフ) - 私、最近ペットちゃんに興味がありまして、父親とそんな話をしていた所なんですー！私事ですが、父が以前猫を実家で飼っていまして、あまり父には懐いていなかったようですが（笑） (2016年9月13日 23時) (レス) id: f0b8fa0157 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アカトウネ | 作成日時：2016年5月3日 20時
