加藤先生可愛い。 ページ30
キーンコーンカーンコーン♪
「A！バイバイ！」
『うん、ひめりバイバーイ！化学勉強してくる〜！』
「加藤先生と？もしかして…A……」
えっ、気づかれた？
って言ったってまだなんでもないんだけどね。
「今回も化学わからないの〜？まぁガンバ！」
じゃねっ、と去っていったひめり。
えっ、今何気にバカにされたの？今回も、って言われた！！！
いいもん！加藤先生と勉強して完璧にするから！
理科研究室のドアをノックして開けるとこまっちゃんがヒールをコツコツと鳴らしながらやって来た。
「あら、Aちゃん！もしかして質問？」
『はい。あ、でも…』
すると洞察力の高いこまっちゃんはすぐに気づいてわたしを連れて部屋の奥に向かう。
「加藤せんせーっ、橘Aちゃんが質問ですって！」
仕事をしてた加藤先生はいつもはかけていない黒っぽいべっ甲の眼鏡をしていた。
伏せていた目をわたしの方に向けると、長いまつげがふわりとした。
「Aさん…えっと…じゃあ…こっち。ここ座って。」
自習スペースに連れられて加藤先生のすぐ隣に座る
『あの…』
「ん？」
『加藤先生の眼鏡…渋いですね(笑)』
「あっはは(笑)
おい、質問に来たんじゃないのかよ〜
…俺…この眼鏡……似合ってないかな？」
『いや…すごく似合ってます。
かっこいいです！』
どーも、とさらっと受け流す先生をみると少し彭が赤かった。
可愛いな。
・
・
・
それからちゃんとした質問をたくさんしているうちに生徒の完全下校時刻になってしまった。
「Aさん、気をつけて帰れよ。
本当はさ…送って行きたいんだけどね…
仕事残ってるし、他の生徒もいるしな。
じゃあ、また明日。」
『また明日！今日は本当にありがとうございました！』
一礼して顔を上げると加藤先生が手を振った。
クスッと笑うと少し照れてやめちゃった。
『らしくないけど、可愛いです。先生も残りのお仕事頑張ってください！
あっ、時間取っちゃってすみませんでしたっ(汗)』
にっこりとした加藤先生が頷いて大丈夫、とつぶやいた。
「いつでも、待ってっから。
Aさんが来てくれるとさ…
実はマジで嬉しいんだよね。」
…/////
ああ、わたし本当に加藤先生が好きかも…
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なづき(プロフ) - こちらこそ！これからも愛読する者で居させて頂きますね(*^^*) (2016年9月14日 22時) (
レス) id: f0b8fa0157 (このIDを非表示/違反報告)
アカトウネ(プロフ) - なづきさん» なづきさん！！！本当に本当に励まされました(泣)毎日泣いていてもうどうしようもなくなって思わず全然関係ない話なのに書いてしまって、ちょっと反省していたんです・・・少しずつ精神も回復してきているので更新も頑張りますね。これからも宜しくお願いします (2016年9月14日 21時) (レス) id: 2a0a2e9410 (このIDを非表示/違反報告)
なづき(プロフ) - 猫ちゃんの事を前向きに検討しようかと思いました！！本当に本当にどーーーッでもいい事ですね（笑）誠にすみません(><)勝手に報告させていただきました（笑） (2016年9月14日 0時) (レス) id: f0b8fa0157 (このIDを非表示/違反報告)
なづき(プロフ) - 父からは、もちろん愛着がわくのですが、失くした時に辛いと聞きました。そんな時に作者様のお話を耳にしまして、 (2016年9月14日 0時) (レス) id: f0b8fa0157 (このIDを非表示/違反報告)
なづき(プロフ) - 私、最近ペットちゃんに興味がありまして、父親とそんな話をしていた所なんですー！私事ですが、父が以前猫を実家で飼っていまして、あまり父には懐いていなかったようですが（笑） (2016年9月13日 23時) (レス) id: f0b8fa0157 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アカトウネ | 作成日時：2016年5月3日 20時
