保健室にて ページ21
保健室のカーテンに囲まれたベッドに小山先生がそっと私を寝かせる。
「Aさん、おやすみ。」
すこし頷いて眠りに落ちかけた私の髪を
小山先生が指で優しくとかす。
それから私のまぶたにあったかい手をおく。
「ほら、いいから寝ろ。欠課は絶対に付けないから。
じゃあ、
元気になったら授業戻るんだぞ！
またな。Aさん。
あっ…あと、
もっと俺に頼って？
Aさんのためならさ、俺なんでも出来ちゃうから。」
私のためになんでも…？
ぐっすりと眠り込んで、3時間目終了のチャイムで目が覚めた
はぁーー寝た！
まあ割と元気になったかなー！教室戻ろっと。
保健室のドアを開けるとそこにいたのは
手越…先生？
「Aちゃん！！
倒れたって聞いたけど大丈夫なの？
おれ、さっきの1時間気が気じゃなかったよ？
もー体調悪いなら俺に言ってよ！」
・・・・
ん？なんで手越先生に言わないといけないの？
不思議に思ってると頬を膨らませる先生。
「おれも……
Aちゃんをお姫様抱っこしたかったのっ！
んもー言わせんなってー！////」
あっ、そっか…小山先生にお姫様抱っこを……
って、えっ？
その現場を見られてたの？
さっきは記憶が飛んでたけど……
『見てたんですか？手越先生？』
「ばっ、ちげーし！
おれ偶然歩いてたら大慌てで走ってくる小山先生がいたから何事かなーと思ったら
目に入っただけだから！」
見たってことと一緒じゃない？
『あのー、他には誰か見てた先生いました？』
「他に？……水野先生と、森本先生と…
シ…加藤先生とか？」
結構見られたなあ…
なんか、今さら恥ずかしいかも…
肩を落としている私にまだ少しむすっとしながらしゃべる手越先生
「とにかく…
Aちゃんが無事で良かったぁ。
ほら、次の授業、おれAちゃんのクラスだから一緒に行こ？
Aちゃんがもっかい倒れたら俺が抱っこしてくから！！！」
もう倒れません〜！！！
でもニコニコする手越先生は優しさがあって、お腹の痛みも少し引いた気がした
「あーあ、着いちゃったー
あっ、そういえばおれ、ピンクとグレー持ってきた！！！」
そんな話をしながら教室に入るとひめりが駆け寄ってきた。
「A〜！良かった！
倒れたって聞いて心配したんだからー」
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なづき(プロフ) - こちらこそ！これからも愛読する者で居させて頂きますね(*^^*) (2016年9月14日 22時) (
レス) id: f0b8fa0157 (このIDを非表示/違反報告)
アカトウネ(プロフ) - なづきさん» なづきさん！！！本当に本当に励まされました(泣)毎日泣いていてもうどうしようもなくなって思わず全然関係ない話なのに書いてしまって、ちょっと反省していたんです・・・少しずつ精神も回復してきているので更新も頑張りますね。これからも宜しくお願いします (2016年9月14日 21時) (レス) id: 2a0a2e9410 (このIDを非表示/違反報告)
なづき(プロフ) - 猫ちゃんの事を前向きに検討しようかと思いました！！本当に本当にどーーーッでもいい事ですね（笑）誠にすみません(><)勝手に報告させていただきました（笑） (2016年9月14日 0時) (レス) id: f0b8fa0157 (このIDを非表示/違反報告)
なづき(プロフ) - 父からは、もちろん愛着がわくのですが、失くした時に辛いと聞きました。そんな時に作者様のお話を耳にしまして、 (2016年9月14日 0時) (レス) id: f0b8fa0157 (このIDを非表示/違反報告)
なづき(プロフ) - 私、最近ペットちゃんに興味がありまして、父親とそんな話をしていた所なんですー！私事ですが、父が以前猫を実家で飼っていまして、あまり父には懐いていなかったようですが（笑） (2016年9月13日 23時) (レス) id: f0b8fa0157 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アカトウネ | 作成日時：2016年5月3日 20時
