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「むー!」
「ふ、フランスパン??」
今朝と同じように抱き締められる。
よく見ると、フランスパンを加えた髪の長い可愛い女の子。
いやどうしてフランスパン??
炭治郎「こら禰豆子!Aに急に抱きついちゃダメだ」
禰豆子「むー・・・」
「あはは、大丈夫だよ。禰豆子ちゃんっていうの?炭治郎はお兄ちゃんかな?」
そう言うと、びっくりしたような表情をして、私から離れる。
炭治郎と同じ反応で、くすりと笑ってしまった。
「Aさん・・・!」
「わわっ!」
禰豆子ちゃんが離れた瞬間、またもぎゅっとされる感覚が。
「Aさん・・・!やっと会えた・・・」
「(なんかめっちゃ綺麗な人に抱き締められた・・・!!)」
「A!今まで何処にいやがった!派手に探したんだぞ!」
「四ノ宮少女と入学式で目が合った時は驚いた!変わらぬようでよかった!」
「冨岡さん?Aさんを横取りしようとしないで下さい」
何故かみんな私のことを知っている。
炭治郎達だけじゃなかった。
やっぱり私は何かを忘れているんだろうか。
「なんで、皆さんは私のことを知ってるんですか・・・?」
「え?なにいって・・・」
炭治郎「あの・・・Aは記憶が無いんです。何も覚えていなくて・・・」
そう。朝から気になっていた記憶って何のこと?
何を忘れてるのかさっぱり分からない。
「そんな・・・」
「よもや・・・」
「・・・俺は冨岡義勇という」
しんみりとした空気をぶち壊すように、無表情のイケメン先生が自己紹介を始めた。
ムードクラッシャーとはこの人の事か。
「急にどうされたんです?冨岡さん」
義勇「Aは今記憶がないから、俺たちの名前を教えた方がいいと思った」
「うむ、確かにな・・・」
「えっと、確か、煉獄先生と宇髄先生?」
煉獄「む、俺達のこともう覚えたのか?」
「入学式の時に目立ってたので!」
宇髄「そりゃ俺が派手だからだ。派手派手だろ?」
「あはは、そうですね!」
しのぶ「私は胡蝶しのぶです。あなたより2つ歳上なんですよ」
「胡蝶、先輩・・・?」
しのぶ「あらあら、堅苦しいのはなしにしましょう。是非"しのぶさん"と呼んで貰えないでしょうか」
「ですが・・・」
しのぶ「駄目ですか?」
「ぐっ・・・で、では、しのぶさん」
しのぶ「ふふ、はい。なんですか?」
そう言って優しく微笑むしのぶさん。
こんなの断れる人なんて居ないでしょ・・・。
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茉莉花 - 続き楽しみにしてます。これからも頑張って下さい。 (2020年3月18日 15時) (レス) id: 040119bf1f (このIDを非表示/違反報告)
音葉(プロフ) - 夢世_yumese_さん» 外すの忘れていました!ご指摘ありがとうございます!! (2020年3月13日 23時) (レス) id: 8716f3d7c0 (このIDを非表示/違反報告)
音葉(プロフ) - 実胡斗さん» ありがとうございますー!!是非是非好きになって貰えるよう頑張ります!良かったらじゃじゃ馬娘の方もよろしくお願いします(*^ ^*) (2020年3月13日 23時) (レス) id: 8716f3d7c0 (このIDを非表示/違反報告)
実胡斗 - 上手く言えないけど………,なんか好きな感じがします! (2020年3月13日 1時) (レス) id: b906cb60a4 (このIDを非表示/違反報告)
夢世_yumese_(プロフ) - オリジナルフラグ外しましょう! 違反報告される場合があります。 (2020年2月14日 19時) (レス) id: 093bdce514 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:音葉 | 作成日時:2020年2月14日 7時