頑張って思い出すから。【鬼滅の刃】

1. ページ1

・




今日はキメツ学園の入学式。
そう、私は今日から華の高校生になるのだ。
中高一貫だが、私は高校から。




学校につき、クラス分けを見ると、筍組と書かれていた。

･･･筍組？
高校は組の名前も特殊なの？
と、ぼやきながら、教室へ向かう。


ちゃんと友達出来ますようにっっ！！
そう心の中で暗示をかけて扉を開く。





「A･･･？？」


自分を呼ぶ声がしたので、そちらを振り向こうしたが、その前に体をぎゅっとされるような感覚がした。
抱き締められてる？？



「A･･･！お前、今までどこに居たんだ！ずっと探してたんだぞ！！」


･･･ちょっと待って？？



「えと、誰でしょう？なんで私の名前を知ってるの？」



顔をよく見ると、爽やかなイケメンが耳に花札のようなピアスをつけている。
中々の不良っぺだな。強っ！！！

それより、抱き締められたままはまずい。
登校初日から生徒指導は辛い。
ほら、みんなびっくりした顔でこっちを見てるよ。
と思うと、男の子はびっくりしたような顔で、離れる。



「A、もしかして･･･」
「炭治郎、どうしたんだ、よ･･･って、A！？」
「権八郎！って、Aじゃねぇか！！」



2人で少しの間沈黙していると、教室の奥から金髪の男の子と美形の男の子がやってくる。



「えっと、炭治郎権八郎くん？ごめんね、どっちが苗字が名前か分かんないや。郎が2つもついてるなんて凄いね！」

炭治郎「いや、そんな名前じゃないぞ！？俺は竈門炭治郎だ。こっちが善逸で、こっちが伊之助。相変わらずだな、Aは･･･」

善逸「なんで改まって自己紹介なんてしてんの？」

「えと、善逸くん？も、私と会ったことある？ごめん、覚えてなくて･･･」
善逸「え？」
炭治郎「善逸、Aは多分、記憶が」
伊之助「･･･マジで言ってんのか」



記憶やらなんやらの話をしていると、伊之助くんがこちらを向く。
凄く、怒っているような顔だった。



伊之助「なんで覚えてないんだよ！お前だけ！！」

善逸「おい、伊之助！！」
炭治郎「やめろ伊之助」

「3人ともごめん･･･」

炭治郎「いや、Aが謝る必要は」
悲鳴嶼「全員、席につけ」



4人の険悪なムードを壊すかのように先生らしき人が入ってきた。



悲鳴嶼「筍組担任の悲鳴嶼行冥という･･･。今から入学式の一連の流れを説明する」



なんだか、悲鳴嶼先生も私を見て驚いていたような気がした。



・

2.→

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す