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その後、私は自分の部屋に来た。
『あった!』
お兄ちゃんがくれたイヤーカフ。
来た時に探そうとたった今思いついて探していたのだ。
山姥切「なんだそれは」
『イヤーカフです、耳に穴を開けなくてもつけられるアクセサリーですよ』
まぁ、結局一度もつけたことは無いけれど。
山姥切「大切な物なんだな」
『兄から買ってもらったのはお菓子が多かったですし、もしかしたら物として残ってるのはこれだけかもしれません』
山姥切「……主のお守りは何も入っていないんだったな、そのサイズなら入るんじゃないか?」
『なるほど…!』
何も入っていないお守り袋に入れてみれば、全然余裕で入った。
確かにこれはお守りになる。
『持ち歩きも出来ますし、いいですね。山姥切、ありがとうございます』
山姥切「俺は提案しただけだ」
ちゃんとしまってたおかげで、綺麗な状態で見つかってよかった。
母「A、ちょっといい?」
『どうしたの?』
母「今探したんだけど布団がなくて、山姥切さんの布団どうしようかしら」
『それなら別に私の布団使うから大丈夫だよ』
山姥切「えっ…」
母「あ、あぁ、そうなのね。なら良かった」
ちょっと狭いかもだけど、寝れないことは無いだろう。
最悪私が床で寝ればいい。
母「じゃあ私買い物してくるわ」
『うん、行ってらっしゃい!』
お母さんを見届けて部屋のドアを閉じる。
お母さんのご飯が食べられるなんて、行く前は考えもしなかったな〜。
山姥切「主…同じ布団で寝るのか?」
『あっ、もしかして嫌でしたか?』
山姥切「嫌という訳では無いが…。あぁ、もちろん変な意味ではない!」
山姥切はフードを限りなく引っ張って顔を隠した。
耳が少し赤いけど大丈夫かな。
『私が床で寝ましょうか?』
山姥切「主にそんなことさせるわけにはいかないだろう。俺が床で寝る」
『いえ、山姥切はお疲れでしょうし…』
山姥切「俺は何もしていない。だから大して疲れてもいない」
同じ布団で寝ることってそんなに珍しいことなのかな…私よくお兄ちゃんと寝てたんだけどなぁ…。
『なら一緒に寝ましょう!』
山姥切「だ、だが…眠れるかどうか…」
『ふかふかですから大丈夫ですよ!』
山姥切「…そ、そうか」
諦めてくれた、よかった。
刀剣男士を床に寝かして、審神者である私がベッドで寝るなんて出来るわけない!
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ぴぴ(プロフ) - すこんぶさん» コメントありがとうございます!嬉しいお言葉めちゃくちゃ嬉しいです!ゆるゆるな更新頻度ですが頑張ります!! (2022年10月30日 21時) (レス) id: 6f0dbc7b41 (このIDを非表示/違反報告)
すこんぶ - 初コメ失礼です!あまり忙しくて時間がないながらも今のところまで読みました!主ちゃんを認めてくれる(?)そんな刀剣男士達が好きです!もちろん主ちゃんもです!これからも体調に気をつけて頑張ってください! (2022年10月30日 21時) (レス) @page44 id: c1e67fd661 (このIDを非表示/違反報告)
ぴぴ(プロフ) - ねこねこみこみこさん» うああああああ!!コメントありがとうございます!!そう言って頂けてとても嬉しいです!ありがとうございます!!!更新頑張ります!!! (2022年10月20日 19時) (レス) id: 6f0dbc7b41 (このIDを非表示/違反報告)
ねこねこみこみこ - 初コメ失礼します!とても面白くて短時間で全部読んじゃいました!主ちゃんとまんばちゃんはもちろんはるちゃんとその加州くんもとても好きです!更新頑張ってください! (2022年10月20日 19時) (レス) @page41 id: 8e84554dce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぴぴ | 作成日時:2022年6月25日 8時