テヒョンくんの双子の妹は愛されてまして。 (ページ27)

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カムバック-4- ページ27

In 楽屋

You｢はっはっ｣

激しいダンスの反動で息が荒れて崩れ落ちるA

MJ｢熱上がってるな
はぁ。だからアンコールはなしだっていったのに
すぐに病院行くぞ｣

マネージャーはAをソファーに横にならせて、水を渡した

TH｢A！｣

バンッとドアを開けて、入ってきたのはテヒョン

急いできたのがわかるくらい髪の毛が乱れていた

MJ｢テヒョンか
まぁお前は気づくよな
見ての通り風邪引いたみたいだ｣

You｢テヒョン？｣

テヒョンは、弱々しいAの声を聞いた途端いてもたってもいられなくなり、ソファーに駆け寄った

TH｢もぅ！
よしよし。よく頑張ったね｣

頭を優しく撫でると同時に、愛しい彼女の息が荒れているのを見ただけで気が狂いそうになっていた

MJ｢車用意してくる
少し一緒にいてやってくれ｣

You｢ありがとう
でもテヒョンはまだステージ残ってるでしょ
私は大丈夫だから行って｣

TH｢だーめ
まったく僕の心臓のことも考えてよ
Aがいつ倒れちゃうか心配でジミナに抑えててもらってなかったら飛び出してたよ｣

You｢ふふっ
心配してくれてありがとう｣

Aのかれきったような笑い声は、痛々しかった

テヒョンはAが無理をするときの笑顔を見るのが辛かった

TH｢いいよ。無理しなくて
楽にして
ほらぁ。よしよし｣

どうつくろってもAはテヒョンを騙せないなと感じた

そのまま我慢していた涙が溢れてきてしまった

You｢…ご、ごめん
ぐすっ｣

そんなAをテヒョンは優しく抱きしめた

頭を撫で続け、嗚咽がでないように落ち着かせる

TH｢よしよし。最高のパフォーマンスだったよ
A、頑張ったよ｣

You｢全然っ
体思うように動かなくって
後ろのダンサーのこにも迷惑かけて
ぐすっ
風邪とかいいわけできないよ
体調管理できてないとかプロ失格すぎて
アンコールも声ガラガラで最悪の表情だったきがする
ほんとっだめだった…｣