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｢どうしてそれを選んだの？｣
｢えっ…？うーん…渚くんの選んでたやつもカルマっぽくっていいんだけど、やっぱりいつも使うものだから派手さよりも機能さを大事にしそうじゃん？カルマって｣
そっか、と笑顔で渚くんは私の話に頷く。まぁ1番選んだ理由はこれを使ってるカルマが頭の中に浮かんだから、なんだけどね。喜んでくれるといいななんて思いながらレジへと持っていった。
｢ねぇ、渚くん 今日のお礼も含めてお茶しない？奢るからさ｣
店内を出てすぐにあるお店を指すと、いいの？と少し嬉しそうに私を見る渚くん。渚くんと一対一で話したことはあまり無かったからいい機会になるかもしれない。渚くんは基本何を考えているのか私には分からなかった、だからこそゆっくりと話して知りたいのだ。
｢Aさんって思ってる以上にカルマ君のこと好きだよね｣
突然の渚くんのカミングアウトにブホッ…と飲んでいたジュースをむせてしまった。なぜ、私が渚くんのことを知りたいのにこんなことになっているのか。
｢やっ、え？なに突然｣
｢プレゼント選んでる時のAさん凄く幸せそうな顔してたから…｣
私そんな幸せそうな顔してたんだ…。うわぁ…と恥ずかしくなり消えたくなる。渚くんもいつもは言わないくせにこんな時ばっかり、人が悪い。
｢告白とかしないの？｣
｢簡単に言わないでよ そこまで鋼のメンタルじゃないし…それに今勉強に暗殺にってみんなが頑張ってる中で水差せないよ｣
その言葉に一瞬渚くんの顔が曇った。やはり彼も暗殺についてだいぶ焦っているのだろう。
｢暗殺の件なんだけどね、Aさんに聞いて欲しいことがあるんだ｣
渚くんが真っ直ぐに私を見つめる。その真剣な目は先程私をからかったものではなくて。
その緊迫感は喉が渇いてしまうほどに伝わった。
頼んだジュースのコップから結露が滴る。その間1度も飲み物を口にすることは無かった。彼の話が終わったあと初めて飲み物を飲み氷が溶けて薄味になっていたことからだいぶ時間が経っていたことに気づく。
そこから帰り道、私たちはなるべく暗殺という話題を避けながら歩いた。渚くんから発された提案は今までの全てを否定するようなものに近くて、でも叶えたいもので…。
ぎゅっと紙袋の紐を握りしめる。複雑な思いがどんどん膨らんでいくのがわかった。
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みづき(プロフ) - 恋桃さん» コメントありがとうございます！ニヤニヤしていただけていると思うととても嬉しいです！！これからも更新少しづつですが頑張りたいと思います！！ (2020年5月16日 12時) (
レス) id: baa518ef73 (このIDを非表示/違反報告)
みづき(プロフ) - るーさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！！更新長らくお待たせしてすみません...。更新スピード上げていきたいと思ってます！ぜひ今後ともよろしくお願いします^ ^ (2020年5月16日 12時) (レス) id: baa518ef73 (このIDを非表示/違反報告)
恋桃(プロフ) - ニヤニヤしながら見させて貰っております！更新頑張ってくださいね！ (2020年5月16日 9時) (レス) id: 39afcceb68 (このIDを非表示/違反報告)
るー - 何時も楽しく見させてもらってます！ 続き楽しみにしてます (2020年4月24日 15時) (レス) id: 6ef237c20a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みづき | 作成日時：2020年3月31日 17時
