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｢へー…なんの話ししてたのか教えてよ｣
｢え？｣
これで別の話題に行くと思っていたのにまさかの返答をされ狼狽えてしまった。特別な話じゃないから話せるでしょ？と問い詰められ後がない私たち。
｢ほんと特に何も無いから！気にしないで？ね？｣
不自然なほどの拒否反応にカルマも一瞬顔を歪めたがあっそ、とだけ言ってカバンの準備をしだした。ドキドキした内心、その背中に少しだけ哀愁を感じてしまったのはどうしてか分からないまま。
その日の週末。私たちはプレゼントを買いに近くのショッピングモールに足を運んだ。
私としてはまるで戦場に行くかのような心持ちで来たけど渚くんのリラックスした姿を見るとなんだかこっちが恥ずかしくなって、張っていた力が緩んだ気がした。
ショッピングモール内はクリスマス一色で、どのお店にもツリーやらサンタのオーナメントやらが飾られていた。でもそれらは私たちに全くと言っていいほど関係なくて。
｢僕考えたんだけど、ペンケースとかどうかな？日常的に使えるし｣
ペンケースかぁ…と考える。最初はアクセサリーとかの方がいいのかなと思ったけど、よくよく考えたらカルマにアクセサリーをつけてるイメージはない。やっぱり渚くんに相談して正解だったみたい。
｢いいね！ペンケース そうと決まればまずはあそこのお店入ってみよっか！｣
雑貨屋さんに足を運ぶと早速ペンケースが置いてあるコーナーへと向かった。そこには様々な色、形、機能を持ったペンケースがズラリと並んでいた。
｢うーーん…迷うな｣
｢そうだね〜…あ、これとかいいんじゃない？｣
渚くんがパッと赤くてスマートな形をしたペンケースを差し出す。
｢やっぱカルマ君といえば｢赤｣ってイメージなんだよね｣
あと、ドクロとか！と呟く渚くんはとても楽しそうで。真剣に悩んでいるとぱっと目に付いたものがあった。
｢渚くん、私これにする｣
そう言って見せたのはデニム生地の黒のシンプルなペンケース。それに渚くんは首を傾げた。
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みづき(プロフ) - 恋桃さん» コメントありがとうございます！ニヤニヤしていただけていると思うととても嬉しいです！！これからも更新少しづつですが頑張りたいと思います！！ (2020年5月16日 12時) (
レス) id: baa518ef73 (このIDを非表示/違反報告)
みづき(プロフ) - るーさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！！更新長らくお待たせしてすみません...。更新スピード上げていきたいと思ってます！ぜひ今後ともよろしくお願いします^ ^ (2020年5月16日 12時) (レス) id: baa518ef73 (このIDを非表示/違反報告)
恋桃(プロフ) - ニヤニヤしながら見させて貰っております！更新頑張ってくださいね！ (2020年5月16日 9時) (レス) id: 39afcceb68 (このIDを非表示/違反報告)
るー - 何時も楽しく見させてもらってます！ 続き楽しみにしてます (2020年4月24日 15時) (レス) id: 6ef237c20a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みづき | 作成日時：2020年3月31日 17時
