27 ページ27
まさかの行動に移ったのだ。強引に…カエデの唇を奪った。みんなこの状況では考えられない行動にポカン…と口を開けている。一方でこれを記録に残そうとカメラを構えるものが2名ほどいたが。
1hit、2hit…どんどん舌を絡めているのがこちらからでも分かる。6hitあたりでやっとカエデの瞳が正気に戻った、けど一向に唇から離す事なくキスを続ける渚くん。さすがにもう恥ずかしくて目をそらそうとした。
｢なーに照れてんの？A｣
｢カルマ…別に照れてないし｣
カメラを構えながら私をからかうカルマ。全く、こんな時に限ってイキイキしてるのが不思議に思える。そして渚くんの濃厚なキスできゅぅぅうぅ…と顔を真っ赤にして縮こまったカエデの体。
｢殺せんせー…これでどうかな？｣
｢渚くん100点です！！今なら抜ける！！｣
マッハ20でカエデの首根っこからピンセットで触手を抜き取る。
｢カエデ…！！！｣
倒れ込むカエデの体を支えるため、ダッシュで彼女の元へ向かった。
｢これで…茅野さんは無事になったんですか？｣
｢…えぇおそらく しばらくは絶対安静が必要ですが｣
そして視線は当然のごとく渚くんへと向けられる。
｢王子様〜キスで動きを止めるとはやるじゃないか｣
｢殺意を一瞬忘れさすには有効かと思って…茅野にはあとでちゃんと謝るよ｣
咄嗟の判断でキスができる精神はほんとうに半端じゃないと思う。するとそれを見ていたビッチ先生が現れた。
｢キス10秒で15hit、まだまだね この私が強制無差別ディープキスで鍛えたのよ 40hitは狙えたはずね｣
｢ウム…俺なら25は固いぞ｣
…ったくどこで競っているのか。はぁ、とため息をつこうとした時だった。ゲホッという声が聞こえたのは。
｢殺せんせー！？｣
｢…平気です たたまさすがに心臓の修復に時間がかかる 先生から聞きたいことがあるでしょうが…もう少しだけ待ってください｣
苦しそうに血を吐き、ぜーはーぜーはーと呼吸を整える殺せんせー。例え数秒とはいえ急所を突かれ続けられたのだ、無理はなかった。しかし、待てという言葉を無視したかのようにビュン！！と閃光弾が轟く。
｢瀕死アピールも大概にしろ まだかわす余裕があるじゃないか｣
｢シロ…！！｣
もう何度目だろうか、白無垢の不気味な格好の男｢シロ｣が現れたのだ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 317人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「暗殺教室」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みづき(プロフ) - 恋桃さん» コメントありがとうございます！ニヤニヤしていただけていると思うととても嬉しいです！！これからも更新少しづつですが頑張りたいと思います！！ (2020年5月16日 12時) (
レス) id: baa518ef73 (このIDを非表示/違反報告)
みづき(プロフ) - るーさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！！更新長らくお待たせしてすみません...。更新スピード上げていきたいと思ってます！ぜひ今後ともよろしくお願いします^ ^ (2020年5月16日 12時) (レス) id: baa518ef73 (このIDを非表示/違反報告)
恋桃(プロフ) - ニヤニヤしながら見させて貰っております！更新頑張ってくださいね！ (2020年5月16日 9時) (レス) id: 39afcceb68 (このIDを非表示/違反報告)
るー - 何時も楽しく見させてもらってます！ 続き楽しみにしてます (2020年4月24日 15時) (レス) id: 6ef237c20a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みづき | 作成日時：2020年3月31日 17時
