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｢でもそんなの開いた瞬間レバーが起きて…｣
ほぼ確実に爆発を食らうとにこやかに私たちに解説した理事長
｢ですが解けるまでは一切動いてはいけません このギャンブルで私を殺すかギブアップさせられれば…あなたとE組がここに残るのを認めましょう｣
殺せんせーに詰め寄るその冷めた瞳はとんでもない殺意を抱いているように見えた
｢…ではそうだね 寺坂くん 殺せんせーが勝てる確率を式から答えて｣
｢…対先生弾が爆発してもあんたはもちろん死にゃしねぇ あんたを殺すには5冊目までの本物の爆弾を残しとかなきゃいけねーから…｣
式をスラスラと解く寺坂くん
以前の彼ならこんなことは出来ていなかった、これも殺せんせーの教えの賜物なのだろう…なんて呑気なことを考えてしまった
｢…20%だ｣
｢正解｣
｢しかもタコが4回も殺す爆弾を受け続けなきゃいけねーのにテメーは危なくなったらギブして無傷 圧倒的に不公平だろーが｣
｢寺坂くん、社会に出たらこんな理不尽の連続だよ 強者と弱者の間では特にね だから私は…君たちにも強者側になれと教えに来た｣
理事長がポンと殺せんせーの肩に手を置く
その手の重圧感にビクリと体を震わす殺せんせー
｢さぁ、チャレンジしますか？ これは…あなたの教職に対する本気度を見る試験でもある 私があなたなら…迷わずやりますがね｣
殺せんせーの教職としての首をはねるのは浅野理事長次第
そこで解雇をチラつかせて絶対有利な状況へと持っていく
まさに…強者という立場を利用した暗殺
数学、と書かれた問題量の前に座る殺せんせー
その顔はいつにも増して緊張していた
｢開けた瞬間閉じていれば爆発しない、あなたのスピードなら簡単かもしれませんね｣
｢も、もちろんです｣
そう言い残すと勢いよくページを開く
グググと持ち上がっていくレバーと殺せんせーの焦りが増していった
次の瞬間
バァン！と大きな音を立てて手榴弾が爆発した
教室から流れ込んでくる対先生弾から身を守りながら中の様子を見る
そこにはドロドロと溶けた体の殺せんせーが
｢まずは1ヒット あと3回耐えられればあなたの勝ちです さ、回復する前にさっさと次を解いてください｣
当然、残り3回全てダメージを受けてしまえば確実に死んでしまう
こんな単純な方法で殺られてしまうのではないかという悔しさが私達を掻き立てる
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みづき(プロフ) - 恋桃さん» コメントありがとうございます！ニヤニヤしていただけていると思うととても嬉しいです！！これからも更新少しづつですが頑張りたいと思います！！ (2020年5月16日 12時) (
レス) id: baa518ef73 (このIDを非表示/違反報告)
みづき(プロフ) - るーさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！！更新長らくお待たせしてすみません...。更新スピード上げていきたいと思ってます！ぜひ今後ともよろしくお願いします^ ^ (2020年5月16日 12時) (レス) id: baa518ef73 (このIDを非表示/違反報告)
恋桃(プロフ) - ニヤニヤしながら見させて貰っております！更新頑張ってくださいね！ (2020年5月16日 9時) (レス) id: 39afcceb68 (このIDを非表示/違反報告)
るー - 何時も楽しく見させてもらってます！ 続き楽しみにしてます (2020年4月24日 15時) (レス) id: 6ef237c20a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みづき | 作成日時：2020年3月31日 17時
