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この人は…確か烏間先生の部下の…名前は確か鶴田さんって言ったっけ

私は記憶を頼りに考えた



「なんで…あなたがこんな…」


その瞬間だった
洗濯物のシーツが一気に殺せんせーを囲む


「国にかけあって烏間先生の部下をお借りしてね この対先生シーツの檻の中まで誘ってもらった」


「君の生徒が南の島でやった方法だ 当てるよりまずは囲むべし」


私たちの横でシロさんが解説する
…この展開はまさか…


「さぁ殺せんせー 最後のデスマッチを始めようか」



シーツの檻からイトナくんが飛び上がった
でもあの時と触手が違う


「イトナ!!!」


「うぉぉおおおっ!!」

中でひたすら攻撃する音が聞こえる


「まずフィールドを劇的に変化させそれから襲う 当てるよりまずは囲うが易し君たちの戦法を使わせてもらったよ」


これが全てシロさんの計画だったことが判明した


「生徒の信頼を失えかければあの怪物は当てて動く そこにきて巨乳アイドルの合宿という嘘情報」


「多少不自然でも飛び込んでしまうあたりが間抜けだねぇ」


これじゃあまたこの人たちに標的を奪われてしまう


「…いっつもいやらしいとこから手ぇ回して…!!」

みんなが悔しそうに嘆くとシロさんは当然だと言わんばかりの声色で私たちに話す

「それが大人って物さ そうだ!中の様子が見えないと不安だろう 私の戦術を細かく解説してあげよう」


「シーツに見せかけた布は対先生用繊維でできた強化布 とても丈夫で戦車の突進でも破けない イトナの触手に装着したのは…刃先が対先生物質で出来たグローブ 高速戦闘に耐えられるよう混ぜ物をしてあるので…君たちが使うナイフより効果は落ちるがジワジワとダメージを与えることが出来る」



シロさんがひけらかすように私たちに説明する

「そしてイトナの位置 常に上から攻撃して標的を逃がさない これで仕留められないようならね」


その言葉と同時にイトナくんが宙へ舞う


「俺の勝ちだ 兄さん」


イトナくんの触手が一気に殺せんせーへ降り注いだ
もうダメかもしれない…



しかし次の瞬間

イトナくんの驚嘆が私たちの耳に届く


「ええ見事ですイトナくん 一学期までの先生ならば殺られていたのかもしれません でもね君の攻撃パターンは単純です」


「いかに速くてもいかに強くてもいかに保護者が積み上げてもいかにテンパりやすい先生でも3回目となればすぐに順応して見切ることが出来るのです」

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作者名:みづき | 作成日時:2020年3月17日 21時

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