君の背中【赤羽業】4 (ページ24)

今日:21 hit、昨日:0 hit、合計:110,366 hit

24 ページ24

女子全員でその出席表をばっとみる
すると一気に顔をしかめた

｢女子の横に描いてあるアルファベット…全員のカップ数が調べてあるよ｣

｢私だけ永遠の0って何よ！！！｣

カエデがものすごい勢いで反抗する
怒るのそっちじゃないでしょ

｢へぇー…Aってデ｣

｢それ以上言わないで！！｣

カルマが思いっきり私の数を言いかけたので口をガバッと押えた
何を言い出そうとしているのだこいつは…

｢しかも最後のページ…街中のFカップ以上のリストが…｣

もうこれは言い逃れできない
みんなも同じようにジトっと先生を見る

｢そ、そうだ！！い、今からバーベキューしましょう皆さん！！放課後やろうと準備していたんです！！ほらみてこの串！｣

先生が皆の機嫌を取り直そうとクーラーボックスを出す
しかし…そこにあるのは串に刺さった女性用下着

｢…やべぇぞこいつ｣

｢信じらんない…｣

突如降ってきた
殺せんせーのド変態容疑

その日の授業はみんな殺せんせーをシカト
まぁ、無理もないだろう

｢あっはは今日1日針のムシロだったね～居づらくなって逃げだすんじゃね？｣

カルマが何事も無かったかのようにケラケラと話す

｢…でも殺せんせー本当にやったのかなこんなシャレになんない犯罪｣

｢地球爆破と比べたら可愛いもんでしょ｣

相変わらずこういう所なんだよなぁー
カルマって
するとさっきとは違う真剣な顔になる

｢でもさ仮に俺がマッハ20の下着ドロなら急にこんなボロボロ証拠残さないけどね｣

｢見てみ、A 体育倉庫にあったボール｣

ひょいとボールを持ち上げ私に見せる

｢うわっ…｣

そこには女性用下着を付けたバスケットボール

｢こんなことしてたら…俺らの中で先生として死ぬ事くらいわかってんだろあの教師バカの怪物にしたらE組の信用を失うことをするなんて…暗殺されんのと同じくらい裂けたいことだ思うけどね｣

｢私もそう思ってるんだけど…｣

でもそうしたら誰が泥棒をしたのかわからなくなる
黄色い頭に特徴的な笑い方…

｢偽よ…ニセ殺せんせーよ！！ヒーロー物のお約束！偽物悪役の仕業だわ！！｣

私たちの話を聞いていた不破さんが目に闘志を燃やしながら熱く語る