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泥棒の時間 2時間目 ページ23

結局
暗殺ケイドロは私たちの逃げ切り勝ちとなった


烏間先生の逆鱗に触れる殺せんせーだったけど私たちにとってはすごくいい経験ができたな




次の日



「これ…殺せんせーじゃない?」

みんなが教室の中心で新聞紙を取り囲んでいる
私は気になり覗き込むと下着泥棒のニュースが一面に書かれているのが見えた


「今日も生徒は親しみの目で私を見つめ…汚物を見る目!?」


殺せんせーが入ってきた途端
軽蔑する眼差しを向けた


「多発する巨乳専門の下着ドロ 犯人は黄色い頭の大男 ヌルフフフフ…と笑い現場には謎の粘液を落とす これ完全に殺せんせーだよね」


殺せんせーの特徴を言い当てるような犯人像が書かれていたらしい
確かに…ヌルフフフフなんて特徴的な笑い方に粘液、黄色い頭、しかも巨乳とくるとピンとくる人物は一人しかいない


「ちょっ、ちょっと待ってください!!先生まったく身に覚えがありません!!」


まるで痴漢冤罪を晴らそうとするサラリーマンくらい焦る殺せんせー



「待てよみんな!決めつけてかかるなんてひどいだろ!」



E組の委員長である磯貝くんが先生をかばう

「殺せんせーは確かに小さな煩悩いっぱいあるよ けど今までやったことで言ったらせいぜい…」

「エ ロ本拾い読みしたり、水着生写真で買収されたり…休み時間中狂ったようにグラビア見入ってたり…」


磯貝くんの顔がどんどん歪んでいく


「…先生正直に言ってください」


「い、磯貝くんまで!!」


磯貝くんになんてこと言わせてるんだ
というより磯貝くんが可哀想になってきた


「先生は潔白です!失礼な!!いいでしょう準備室の先生の机に来なさい!」


「見なさい!!机の中身全部…」


殺せんせーの触手には女性用下着が…
それにみんなはさすがにドン引きし顔をしかめていると


「ちょっと!!みんな見てクラスの出席表!!」


岡野さんが声を荒らげながら出席表を持ちだす

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作者名:みづき | 作成日時:2020年3月17日 21時

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