君の背中【赤羽業】4 (ページ22)

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｢…バカだねぇ Aと杉野は｣

｢なんで馬鹿なの｣

私がムスッとした声で聞くと

｢ラスト1分まで牢屋の前から動かないって言ってたじゃんよ誰があの音速タコの目を盗んでタッチできるよ出来るくらいならとっくに殺してるって｣

そうだった…
攻めを化け物のような身体能力を持つ烏間先生
守備をマッハ20の殺せんせー
…無敵すぎる
このままじゃ宿題2倍は不回避だ

｢ヌルフフフフ…泥棒たちが悔しそうに見てますねぇ本官がここにいては救出もできまいて｣

｢くっそ～～…警官のカッコした途端に高圧的になりやがって｣

捕まってしまった子達がブツブツ文句言うと殺せんせーは刑務作業をしなさい！とドリルを渡していた

｢竹林くん、原さんアウトぉー｣

私の携帯で律がまたもや逮捕者の情報を流してくれる
このままだと30分も経たずに全滅してしまう

私たちが焦っていると
岡島くんがすっと殺せんせーに何かを渡したのが見える

それを受け取りチョイチョイと触手を動かすと岡島くんが私たちを呼ぶ合図をした

私と杉野くんは全力ダッシュをし捕まっていたメンバー(ビッチ先生以外)を解放した
やり方はこすいけどまぁ、大丈夫だろう

その後も泥棒の取り逃がしは続き…
烏間先生がとうとう牢屋付近まで降りてきてしまった
やっぱりあの二人は合わないみたい