君の背中【赤羽業】2 (ページ4)

今日:3 hit、昨日:3 hit、合計:153,957 hit

5 ページ4

また次の日も彼女の精密な乱射攻撃は続いた
それも授業など関係ないと言わんばかりに撃ってくる
当然攻撃が終わったあとの床には大量の銃弾がばらまかれていた

｢うわぁ…これ私たちが片すの？｣

｢掃除機能とかついてねーのかよ固定砲台さんよォ｣

そう愚痴を放つと固定砲台さんはしーんと黙ってしまった

これがまた2時間目も3時間目も続くのか…
さすがにこれはまずい

しかし次の日の朝

ガムテープでぐるぐる巻きにされた固定砲台さんがいた

｢殺せんせー…これでは銃を展開できません拘束を解いてください｣

そう変わらぬ表情で苦言していた

すると横からガムテープが飛んできて固定砲台さんにぶつかる
私はびっくりして当たりそうになるけど間一髪で当たらなかった

｢ちげーよ俺だよ｣

｢どー考えたって邪魔だろうが常識くらい身につけてから殺しに来いよポンコツ｣

寺坂くんだったのか
彼に常識とかいう概念があるのは正直(失礼だけど)意外だったけれども筋は通っている

私もこんなの毎日された授業にならないからうんざりしていた