君の背中【赤羽業】2 (ページ15)

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その言葉にカチンときた
そして友達が馬鹿にされてるのが我慢できず

｢へぇーすごいですねまるで自分たちが選ばれたみたいな言い方して｣

すると思いもよらぬ返事が返ってきた

｢うん、そうだよ気に入らないか？なら来週の球技大会で教えてやるよでも君は女子だね…まぁバスケ部に同じようなこと教えられるか｣

｢人の上に立つ選ばれた人間とそうでない人間の大きな差を｣

そう言うと颯爽と練習へ戻って行った

そして球技大会の話題はE組にも広がった

｢クラス対抗球技大会ですか…健康な心身をスポーツで養う！素晴らしいことです…が｣

｢どうしてトーナメント表にE組が無いのです？？｣

殺せんせーは戸惑いながらみんなにトーナメント表を見せる
相変わらずやることがこすいのはわかっていた

｢E組は本戦にエントリーされないんだ 1チーム余るっていう素敵な理由でその代わり大会のシメのエキシビションマッチに出なきゃなんない｣

｢エキシビション…？｣

｢全校生徒が見ている前で、男子は野球部の女子はバスケ部の選抜メンバーとやらされるんだ｣

いわゆる見世物
まったくここの理事長は何を考えているんだか

｢なるほど…いつものやつですか｣

｢でも心配しないで！暗殺で基礎体力はついてるしいい試合をして全校生徒を守下げよ！｣

片岡さんは女子の指揮をとる
それにつられて私も頑張ろー！と声をかけた

片岡さんは責任感もあるしリーダーシップも抜群
あまり話したことないけどこれを機に仲良くなれるといいな

士気が高まる女子、一方の男子は

｢俺ら晒しもんとか勘弁だわ｣

と寺坂組が最初からやる気がなさそうに教室へと出ていった

そしてそんな誰よりも暗い顔をしていたのが
野球が大好きで、そして元野球部の
杉野くんだった