君の背中【赤羽業】2 (ページ13)

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決闘終了後
私たちは机のリングを片付けていた
一方の殺せんせーは恥ずかしそうに職種で顔を隠している

｢何してんの殺せんせー？｣

｢シリアスな展開に加担したのが恥ずかしいんです…先生どちらかと言うとギャグキャラなのに｣

ギャグキャラの自覚あるんだ…
てもあんな怒った顔初めて見た

｢あのイトナって子まさか触手を出すなんてね｣

｢…ねぇ殺せんせー説明してよあの二人の関係を｣

やっぱりみんな気になるみたい
私もずっと引っかかって仕方がなかった

｢仕方ない…真実を話さなければなりませんねぇ｣

ごく…と喉を鳴らす音が聞こえる
私もその音にいつも以上の緊張感を持ちながら先生の次の言葉を待った

｢実は先生…人工的に作り出された生物なんです！！｣

……で？
そんなのはとうの昔に気づいていた
自然界にマッハ20のタコ(しかも喋る)なんているはずがない

私は我慢できなかった

｢私たちが知りたいのはその先だよどうしてさっきあんなに怒ったの？イトナくんの触手を見て｣

殺せんせーは私の目を真っ直ぐに見つめる

｢殺せんせーは…どういう理由で生まれてきて何を思ってE組に来たの？｣

私はその視線を逸らさぬよう真っ直ぐに疑問をぶつける
話してよ、殺せんせー

｢………残念ですが今それを話したところで無意味です先生が地球を爆破すれば皆さんが何を知ろうがすべて塵になりますからね｣

先生の顔が一気に歪む
少しだけ恐怖を感じたけど屈せず先生の話を聞く

｢逆にもし君たちが地球を救えば…後でいくらでも真実を知る機会を得るもう分かるでしょう知りたいなら行動はひとつ｣

そう言うと私たちを見回した

｢殺してみなさい暗殺者と暗殺対象、それが先生と君たちを結びつけた絆です先生の中の大事な答えを探すなら…君たちは暗殺で聞くしかないのです｣

そう言い残すと小っ恥ずかしそうにそそくさと出ていった殺せんせー

改めて思った
先生の命は私たちが殺したい

思うことはクラスメイト全員一緒みたいでみんなで、グラウンドにいる烏間先生の元へ歩んだ

｢君たちか…どうした大人数で｣

｢あの…もっと教えてくれませんか暗殺の技術を｣

烏間先生は不思議そうに私たちを見る

｢思ったんです…今回のイトナくんを見て誰でもない、私たちが殺したいって｣

そう言うと烏間先生は満更でもないような表情になった