君の背中【赤羽業】2 (ページ12)

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｢生き返りたいのならこのクラスでみんなと一緒に学びなさい｣

先生はイトナくんにそう諭した

｢性能検査ではそう簡単に測れないもの、それは経験の差です君より少しだけ長く生き、少しだけ知識が多い、先生が先生になったのはねそれを君たちに伝えたいからです｣

｢この教室で先生の経験を盗まなければ、君は私に勝てませんよ｣

そう先生が手を差し伸べようとすると
イトナくんの顔色が一気に赤くなった

次の瞬間
イトナくんの触手が暴走しだした

イトナくんが私のいる窓の方へ近づく

｢A、危ないからこっち｣

カルマは腕を引っ張り、私を自身の後ろへとやる

｢俺は…誰よりも強い！！！この触手で強くなったんだ…！！！｣

イトナくんが先生に向かって突進する

しかしピシュンッと何かがイトナくんを撃ち抜きイトナくんは気絶して倒れてしまった

｢すみませんね殺せんせー転校初日ですが…しばらく休学させてもらいます｣

シロさんはイトナくんを担ぎ何事も無かったかのようにスタスタと帰ろうとする

｢待ちなさい！！担任としてその生徒は放っておけませんそれにシロさんあなたにも聞きたいことが山ほどある｣

｢いやだね、帰るよ力ずくで止めてみるかい？｣

先生はガッと触手を伸ばしシロさんの肩を捕まえる…が

シロさん方を捉えたはずの指はドロっと溶けだした

｢対先生用繊維君は私に触手1本触れられない｣

｢心配せずともまたすぐに復学させるよ 3月までに時間はないからね責任もって私が…｣

そう言い残すとシロさんは帰っていった

まるで嵐が通り過ぎたような空間がE組内に広がって言った