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ここは…廃虚だろうか
とても寂れていて不気味な雰囲気が漂っている
ドサッと私たち3人はソファへ投げられた
手を拘束されている
その上助けも呼べないような場所に連れてかれてしまった
私たちだけでどうにかできる問題じゃないのは一目瞭然
｢遊ぶんならギャラリーが多い方がいいだろ？今連れに招集かけてるからよ｣
｢ちゃーんと記念撮影の準備もな 楽しもうぜ 台無しをよ｣
記念撮影…聞き慣れた言葉なのに今は理解することが出来なかった
ふと頭の片隅にあの神崎さんの写真が浮かんだ
｢神崎さん、あの写真意外だったな 真面目な神崎さんもああいう時期あったんだね｣
そう聞くと神崎さんは目を逸らし苦し紛れに、うんと返事をした
｢うちは父親が厳しくてね いい肩書きばかりを求めてくるの そんな肩書きから離れたくて知らない人がいない場所で格好も変えて遊んだの｣
知らなかった一面をこんな状況で知るとは…
なんとも皮肉である
｢…バカだよね 遊んだ結果得た肩書きはエンドのE組 もう自分の居場所がわからないよ｣
苦しそうに目をふせた
｢俺らと同類になりゃいーんだよ エリートぶってるヤツらを台無しにして、心と体に二度と傷を刻んだりしてさ｣
｢俺らそういう遊び沢山してきたからよ？？台無しの伝道師って呼んでくれよ｣
その話を聞いていたのだろう
得意げに奴らが語り始める
わたしの中の何が切れる音がした
…でも我慢 きっと助けは来てくれる
｢さいってー｣
小さくカエデが呟いた
その瞬間
奴らがガっとカエデの首を絞め始める
私はとっさに解放されている足を使い奴らの腰あたりを蹴り上げた
すると奴らの手はカエデの首から離れる
私｢やめて！！！カエデに…2人に手を出すな！！｣
もう私の堪忍袋の緒は切れている
すると今度は私の方へとその手を伸ばした
｢んじゃあその代わりにてめぇが受けてもらおうじゃねぇか！！｣
そう言うと私の足を素早く拘束してきた
私｢離せっ…！！｣
じたばたする私の制服に手をかけだす奴ら
たくさんの男に押さえつけられその上ネクタイも外れている
やばい…脳内で危険信号が鳴り響く
ブラウスのボタンが上から慣れた手つきで外されていく
怖くて涙が出そう
でも…絶対に！！！
そう思い体を精一杯動かそうとする
『ガチャ』
扉の開く音が聞こえた
｢お！！うちの撮影スタッフが到着したぜ｣
助けてカルマ…殺せんせー…
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みづき(プロフ) - 猪口玉理さん» 感想ありがとうこざいます！！初心者でまだまだ未熟ですが頑張ります！！ (2020年3月31日 18時) (
レス) id: baa518ef73 (このIDを非表示/違反報告)
猪口玉理(プロフ) - はじめまして！ チョコダマリと言います。家庭教師ヒットマンREBORN!の作品を書いております。1ページ読んで面白いと思いました！ これからも頑張ってください！ (2020年3月29日 15時) (レス) id: 737d873cb6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みづき | 作成日時：2020年3月10日 15時
