赤葦家 ページ26
2人『「ただいま」』
『あれ?珍しいね、母さんの靴がある。』
赤「ほんとだ…しかも脱ぎっぱなし…全く…」
『ははっ、ほんと京冶は昔からおかんスキル高いよねえ〜』
赤「そりゃ、自由人に囲まれてたら、ね。」
湊「え、それじゃあお父さん大変じゃない!!…いや、でも…うーん…ちょっとちょっと、お父さんそんなんで生活していけるの?お母さんの面倒も見ながら??……ほぉら、無理でしょう??…うーん…分かったわ!!私が行くから!!!ね?とりあえず、今日はもう遅いから切るわよ!また、連絡するからね。」
『た、ただいま、母さん』
赤「母さん、ただいま。」
湊「Aちゃん!京冶ちゃん!おかえりぃぃ!!一週間ぶりね!!!」
『く、苦しいんだけど…母さん』
赤「いつになったら、ちゃんは外れるの…」
私たちの母であり、藤枝弁護士事務所のトップである。(藤枝は母の旧姓)故に、長らく家を開けることが多い。家事スキルは壊滅的だ。ただ、私も京冶も頭の切れの良さは母親譲りだと思う。
『それで?おじいちゃんと電話してたんでしょ?何があったの??』
湊「…実はね、おばあちゃんが倒れたらしくて…元々持病持ちだったのは知ってるわよね?それでね、お父さんが面倒を見るっていうから私がしばらくの間宮城に帰ろうかなあって。そしたら、お父さんも少しはラクになると思うのよね!!」
私と京冶は顔を見合わせる。
『母さん、この際だから言わせてもらうけど…』
赤「母さんが帰ったところでかえっておじいちゃんの負担になるだけだと思う。」
湊「え?なんでよ、Aちゃん!京冶ちゃん!」
『だって、今まで私と京冶が家事をしてきたのよ??』
赤「しかも、俺たちができるようになる前はおばあちゃんとおじいちゃんが面倒を見てくれてた。」
『母さん、料理得意だっけ??洗濯は??掃除は??』
湊「キャー!!!なんで、そんなに辛辣に育ったの!」
『…母さん、私が宮城について行こうか?』
赤・湊「え?」
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作者名:御名環 | 作者ホームページ: http://uranai.nosv.org/u.php/hp/092710021/
作成日時:2018年2月24日 2時