3 練習試合/観察 ページ5
圧巻だった。
最初は、3年対3年のチームと2年と1年ごちゃ混ぜのチームで試合することになったんだけど…。及川徹率いる青葉城西の1、2年生チーム。完成度は高くはないかもと思っていたけれど及川を始め、ちぐはぐではあるものの、才能がある。
まずは、
ウィングスパイカーでパワーとテクニックがある。強いて言うならもう少しパワーがほしいかな。メンタルも強そう。
次に、
ミドルブロッカーなんだよね。なんか、シャットアウトも磨きをかければもっと際どいコース分けできそうだな…。
『…ふむ…』
ウィングスパイカーの彼。パワーとかが問題かな。
これじゃあ、岩泉くんにそのまんま持ってかれる。
1年生で、この及川軍団のリベロ、か。さっきみたけど、もう少し完成度がほしいかな。アタックライン手前からのジャンプしてトスを上げるやつ。
んー、セッターかな?んまあ、及川がいたら出れないかな…逆にそれで成長できるんじゃないかなあ…
『チラッ』
最後に、
こいつはきっと…努力家だ。天才とは違う。バレーになると真剣になるあの目。そして何よりカリスマ性に優れている。京治もコミュニケーションはとる方だけど別格。華麗なトスに強烈なジャンプサーブ。言うことナシだ。
『…こんなに、ノートに書くことになるとはな。』
万が一を考え、青葉城西用にノートを買っておいて正解だった。メモしたい。皆を見ていたい。まるで、自分のチームメイトみたいに思える。
及「赤葦ちゃーん、なぁに眉間にしわ寄せて書いてるの〜??」
『!?…なんでもない』
ひょいっ
及「んな、なにこれ!!!!!」
ぞろぞろと集まってくる青葉城西の1、2年。
あーだから見られたくなかったのに…
及「ちょっとちょっと堅物ちゃ、あ。赤葦ちゃん!!!これさっきの試合見ただけで書いたの?!」
『へ?まあ、そうだけど…』
赤「姉さんの観察眼はすごいから。こんなもんじゃありませんよ。」
『京治…』
及「ちょっと!及川さんの事褒めすぎじゃない!?赤葦ちゃん!!」
『私は素直に思った事を書いただけ。まだまだ未完成な部分もあるみたいね、及川』ニコッ
初めて見た君の笑顔は反則級でした。
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作者名:御名環 | 作者ホームページ: http://uranai.nosv.org/u.php/hp/092710021/
作成日時:2018年2月24日 2時