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貴方side
それからベッドに並んで座りながら映画を見たり話したりして、デートするはずだった時間をゆっくり過ごした。
赤葦が私の背中に手を回して摩ってくれているので、だいぶ楽になったし、段々眠くなってきた。自分でも思うけどつくづく単純な女だなあ。
赤葦「ん、もしかして眠い？」
桜木「赤葦が摩ってくれてたからかなぁ…眠くなってきた……」
赤葦「ちょっとお昼寝でもする？」
桜木「………する。赤葦も寝よ？」
赤葦「俺は別にいいかな、眠くないし。」
桜木「えぇ〜……じゃあ。」
私は赤葦の耳元に口を近づけて囁いた。
桜木「そ、添い寝を、してくれませんか…///」
赤葦「……ふふ、いいよ。じゃあ寝よっか。」
そう言って、私達は狭いベッドで横並びに寝転んだ。
赤葦「横にいるだけでいいの？腕枕、する？」
桜木「へっ……///す、する……///」
彼が差し出した腕に大人しく頭を乗せると、一気に距離が近くなったように感じた。
赤葦「ん、もうちょいこっち寄って。」
おずおずと身体を近づけると、腕枕してる方の腕を折り曲げて私の頭を抱え込むようにし、反対の手を背中に回して私を抱き寄せた。
桜木「わわっ、ち、ちか……///」
赤葦「ふふ、何でそんな顔赤いの？……シた後いつもこうしてるじゃん。」
桜木「へっ、ちょ、ば、ばか…！！///そうだけど、な、何か、恥ずかしい…///」
赤葦「そういうもんかな笑」
桜木「…ね、赤葦、もっとくっついていい？」
赤葦「もちろん、おいで。」
私も彼の背中に手を回し、胸に顔を埋めてぎゅっと抱きついた。
赤葦「甘えんぼだね、可愛い。」
桜木「んー何かね、恥ずかしいけど、赤葦の匂い安心するの…」
赤葦「本当？笑……俺も、優花抱きしめてると安心する。」
桜木「えへへ……赤葦も一緒に寝よ？」
赤葦「ん、そうする。…おやすみ、優花。」
こうして甘々なお家デートをして生理痛と戦いました。
(帰る頃には寝たおかげで治りました)
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作者名：★ゆず★ | 作成日時：2020年10月23日 21時
