・ ページ16
貴方side
待ってこんなの聞いてないし、予定になかった。色々と混乱してる私を無視し、先輩2人は黙々と私の身体にリボンを巻き始める。
桜木「ちょっ、何してるんですか先輩!!///」
白福「ん〜?世に言うアレよ、『プレゼントは私♡』ってやつ〜!」
桜木「嫌です恥ずかしいです!!///」
雀田「ごめんね〜、私は反対したんだけど、雪絵がどうしてもって笑 でも楽しそうだから良いかなって!」
桜木「何了承してるんですか先輩!止めてくださいよ!!」
そんな私の抵抗もむなしく、あっという間にリボンを身体中に結び付けられてしまった。
結び目は首元だから首輪みたいになってるし、何より胸を強調する形になっていて本当に恥ずかしい。
あ、もちろん学校だから制服の上からだけど。
雀田「じゃあ私、部室から赤葦以外全員追い出してくるわ!優花も歩きづらいと思うけどゆっくり来てね!」
それだけ言うとかおりさんは風のように去ってしまった。
白福「じゃあ行くよ〜、大丈夫?歩ける?」
桜木「だ、大丈夫、です……」
太ももから足首までしっかりぐるぐる巻きにされてるので足を出しづらい。雪絵さんの手を借りながら少しずつ転ばないように、慎重に歩く。
……そして。
白福「赤葦〜?いるよね、入るよ〜」
赤葦「はい。」
扉が開かれ、ゆっくり中へ入る。
白福「じゃあ後はごゆっくり〜。監督今日来ないらしいから、ちょっとぐらい遅れても大丈夫だからね〜」
そう言い残し、雪絵さんは扉を閉めて去ってしまった。
……リボンをぐるぐる巻きにされてる私と、それを見て驚く赤葦を残して。
158人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:★ゆず★ | 作成日時:2020年10月23日 21時