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笑顔の種類 ページ5
少しと言いながらチャイムが鳴るまで傍に居てくれた彼の手を掴んだ。
「リドル、ありがと。」
一瞬、目を見開いたあとまたいつもの表情に戻り手をぎゅっと握り返してくれた。
リドル「ふふ、今日はよく甘えてくれるね。繋いだからには、簡単には離させないよ。」
目を細め、口角を上げた彼に胸が高鳴った。
ジェイド「リドルさん、移動教室に遅れてしまいますよ。」
フロイド「ヒトデちゃんも、置いてくよ〜？」
先の方に目をやると、双子がニコニコしながらこちらを見ていた。少し恥ずかしくなって手を緩めようとした時、腕がぐいっと引っ張られた。
リドル「ほら、置いていってしまうよ？」
先程とは違った無邪気な彼の笑顔に、私も顔が綻んだ。案の定双子にはからかわれてしまったけれど、居心地が悪い気はしなかった。
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作者名：myi*̣̩⋆̩ | 作成日時：2020年6月18日 19時
