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Sside
そして、ついに来てしまったこの日。
朝から大野先生の声が飛ぶ
「おら〜、お前ら迷惑掛けんじゃねーぞ〜」
はーい、と言いながらもすでにはしゃいでるやつらはもう中へと入って行っていた
「ほら、翔ちゃん行くよ。」
「...かったよ。」
和に手を引かれ、俺たちも中へ入った。
「ねぇ、何乗んの？」
「ん〜、あれ。」
和のさした指の先
そこに見えたのは...
「ジェット...コースター...」
「あれ、乗ろ？」
「…やだ。」
「…？…なんでよ。」
ほんっと、イジワル。
俺が高いの苦手なの知ってるくせに。
だからやだったんだよ、遊園地。
「なに、怖いの？」
すると、後ろからまたイジワルな声。
「…っせんせ……べ、べつに、怖くねぇよ。」
「じゃあ乗ったらいいじゃん。
あ、ついでに俺も乗るよ(笑)」
なんで勝手に俺が乗るってことになってんだよ…
でもこの状況…
乗るしかねぇか。
「はぁ〜、わかったよ。」
「おしっ」
ちょっと、意地張っただけ。
でもね、すっごい後悔。
「もぉ、やだぁ〜〜」
思ってたより高い…
ああ、怖い…
「翔ちゃん早くっ」
和と先生に急かされて渋々乗り込むと
間も無く機械が動き出した…
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作者名：aki | 作成日時：2015年3月25日 16時
