5×15 《完結》

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翔「…っん。はぁ…」



息苦しさに目が覚めた…

身体に重りが乗っているくらい重くて、

吐く息は熱かった。

時計を見るとまだ朝の５時。

もう一度目を閉じて寝ようとするけど、

しんどくて中々眠れない…



翔「…はぁ…んっ…」



ベッドから動けないでいると、

丁度ニノが起きたみたいだ。



和「翔ちゃん？…ちょっと、大丈夫！？」


翔「…んっ…だいじょ…ぶ」


和「大野さん！起きて！」


翔「にの…みず…」


和「みず？…ちょっと待ってて？」



ニノが水を持って来てくれている間に智くんが起きて来た。







＊satoshi.side





ニノの声で目が覚めた。

翔くんが…って？




智「しょーくん？どうした？」


翔「…さと…くんっ…しんど…」


智「…翔くんっ。大丈夫？」



ベッドには顔を真っ赤にした翔くん。

額に手を当てると尋常じゃないほどの熱が伝わって来た。

だけど体温計なんて部屋にない。

確か松潤が持っていたような…



智「どうしよ…」


和「翔ちゃん水っ。起こすよ？」


翔「…ん、ありがと…」



とりあえず松潤に電話しないと…

今日本番なのに…




ープルル…



『もしもし…』


智「あ、俺だけどさ。

今から翔ちゃんの部屋来れる？」


『行けるけど…なんかあった？』


智「翔ちゃんが凄い熱出てて…

薬とかあれば持って来て欲しいなって。」


『まじか…すぐ行く。」




それからすぐに松潤は来てくれて、

体温計と冷えピタを持って来てくれた。




潤「ごめん、丁度薬が切れてて…

翔さん持って来てないかな？」




翔ちゃんに体温計を挟みながら聞く松潤。

どうだっけな…

翔ちゃんは旅行の時は用意いいからな、

もしかしたら持って来てるかも…




智 「翔ちゃん？風邪薬とか持って来てる？」


翔「…ん…かばんの…なか…」




翔ちゃんのかばんを見ると、確かに風邪薬が入っていた。

でもなんか胃に入れないといけないよね…




智「俺…ゼリーかなんか買ってくるわ。」


和「え、大丈夫？マネージャーに頼んだ方が良くね？」


智「大丈夫大丈夫。今は現地の人しかいないでしょ。」




このホテルからコンビニは本当にすぐ近くにあるから走っていけば人には会わないだろうし…


翔ちゃんの事は二人に任せて俺は部屋を出た…









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