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翔「…っ…ありがと…」
やっとのことで部屋に戻って来た俺。
ベッドに寝てからもメンバーへの申し訳なさで目を合わせることが出来ず、布団を深くかぶった。
___すると、ふと背中に感じた温もり。
俺の方が熱で熱いはずなのに、なぜかその温もりはじんわりと冷えきった心を溶かしていった。
智「…お疲れ様。」
雅「よく、頑張ったね。」
潤「…我慢しなくていいよ？」
和「誰も責めたりなんてしないよ？」
みんなの声に、温もりに、今まで堪えていたものが外れて、涙が溢れた。
＊satoshi.side
ベッドに入るやいなや、布団を深くかぶって俺らから顔をさけてしまった翔くん。
翔くんの考えていることはだいたい分かる。
そんなの、これっぽっちも思わないし、気にしなくていいのに…
確かに、今日は一番翔くんが最後までやりたかっただろうから悔しかったんだよね。
そっと熱い背中に手を当ててさすった。
智「…お疲れ様。」
すると、小さく肩を震わす翔くん。
我慢しないで？
たまには泣いてもいいよ？
そう思いを込めて、何も言わずに背中をさすっていると…
小さく嗚咽が聞こえてきた。
智「…大丈夫…よく頑張った…」
翔「…んっ…んっ…ごめっ…っ…」
智「ん？なんで翔くんが謝るの…」
翔「だっ…て…んっ…めいわくっ…かけ、た…いっぱい…っ…ん…」
智「…うん。でもね？俺らは迷惑なんて一つも思わなかったよ？他のスタッフさんはどう思ってるのか分からないけど、俺は本当によく頑張ったと思う。最高のライブだったと思う。
…それじゃ駄目かな？」
翔「…っ…っん…そ…っだね。
…ありがとっ。」
智「ふふっ、うん。」
ねぇ、翔くん。
自分たちにとって最高のライブだったら、きっとお客さんも楽しんでくれたはずだよ？
みんな、笑顔だったよ？
翔「…みんな…なんで、ないてんの…」
智「…翔くんがっ…頑張ったから…だよっ。」
潤「そーだよっ…」
雅「…んっ…うんっ…」
和「…もらいなきっ…ふふっ…」
さっきと立場が逆転したみたい(笑)
ポロポロと溢れてくる涙。
この涙の止め方は誰が知ってるのかな…
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ゆう - 嵐さんの曲聞きながら読んでました。涙止まらないのに、もうすぐで終わりって時にfriendship流れてきて号泣です!!…素敵なお話ありがとうございました! (2016年5月31日 21時) (携帯から) (
レス) id: aeb5a81b57 (このIDを非表示/違反報告)
あき(プロフ) - izuさん» ありがとうございます！受験が終わったらまた新作を書くつもりなので待っていてくれたら嬉しいです泣 (2015年2月8日 9時) (レス) id: a247a0078f (このIDを非表示/違反報告)
izu - とても現実的で面白かったです。また小説書いて下さい。楽しみにしてます。 (2015年1月24日 18時) (レス) id: fa9032beb3 (このIDを非表示/違反報告)
あき(プロフ) - 風月さん» 風月さん！いつも小説読ませてもらっています！ありがとうございます（ ; ; ）風月さんに言ってもらえてすごく嬉しいです（ ; ; ） (2015年1月14日 23時) (レス) id: a247a0078f (このIDを非表示/違反報告)
風月(プロフ) - 完結おめでとうございます！頑張り屋さんの翔くんと、支える4人が暖かくてほっこりしました。受験前の忙しい中、お疲れ様でした！ (2015年1月6日 13時) (レス) id: 2bb52e5072 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：aki | 作成日時：2014年11月9日 1時
