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潤「よろしくお願いしまーす!」
メインステージに立って俺がそう言うと、
流石ハワイ。
フゥー、なんてハイな歓声?が聞こえた。
ハワイでのライブはスタッフの人も現地の人が多い。
だからもちろん英語じゃなきゃ通じない。
それでも、気持ちは伝わるから…
潤「証明もうちょい明るく出来ますか?」
他の4人に動いてもらって、俺はステージを降りた普段お客さんがいるとこで指示を出す。
マイクを通した俺の声が響く。
ライブの演出はいつも本当にこだわり抜いたもの。
だってせっかく来てもらうんだったら最高に楽しんでもらいたいじゃん?
ファンの方全員が来れる訳じゃない。
だから、やっと嵐のライブ来れたのに、全然満足しなかったら嫌でしょ?
だから、お客さんが一番楽しめるように、俺らは少し無理をしてでも凝った演出をしている。
和「潤くーん。ここでの俺らの立ち位置は?」
潤「ああー。そのままでいいよ?
で、次の曲に移る時に、バックステージに向かって一人一人わかれてダッシュする。」
炎天下の中行われたリハはかなり体力を使った。
動いてない俺がキツイんだから他の4人はもっとキツイだろう。
潤「ちょっと休憩いれまーす。」
スタッフとメンバーを気遣い、一時間ほど休憩を入れることにした。
翔さんとニノが気になり、急いで裏にまわる。
ちょうど相葉さんが居たので、声を掛ける。
潤「相葉さん!みんなは?」
雅「あっ、松潤!
ニノの腰がキツイみたいで…
今控え室にいる。」
二人で控え室に入ると、簡易ベッドにうつ伏せになっているニノ。
潤「大丈夫?
リハ辞めとく?」
和「いや、大丈夫。
まだそんなに痛くないから。
湿布貼り直したかっただけだよ。」
雅「あっそうなの?本当に?」
和「本当だよ(笑)
今はそんなに痛くないよ(笑)」
なんだ…よかった。
智「翔ちゃんも休もう?
汗凄いよ?」
潤「翔さんもしかして熱ある?」
智「え、嘘。」
翔さんに熱を測ってもらうと微熱程度の熱があった。
潤「翔さん。今日はリハ中止する?
もうだいたいの流れは確認できたし。」
翔「…ぃや、大丈夫。俺、まだいけるよ?」
智「翔くん。まだ一日ある。明日体調万全にして、リハやろ?
今日やっても頭に入んないよ?」
翔「……でも。」
智「翔くんが倒れちゃったら元も子もないよ。」
俺らで翔さんを説得して、渋々おっけーしてくれた。
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ゆう - 嵐さんの曲聞きながら読んでました。涙止まらないのに、もうすぐで終わりって時にfriendship流れてきて号泣です!!…素敵なお話ありがとうございました! (2016年5月31日 21時) (携帯から) (レス) id: aeb5a81b57 (このIDを非表示/違反報告)
あき(プロフ) - izuさん» ありがとうございます!受験が終わったらまた新作を書くつもりなので待っていてくれたら嬉しいです泣 (2015年2月8日 9時) (レス) id: a247a0078f (このIDを非表示/違反報告)
izu - とても現実的で面白かったです。また小説書いて下さい。楽しみにしてます。 (2015年1月24日 18時) (レス) id: fa9032beb3 (このIDを非表示/違反報告)
あき(プロフ) - 風月さん» 風月さん!いつも小説読ませてもらっています!ありがとうございます( ; ; )風月さんに言ってもらえてすごく嬉しいです( ; ; ) (2015年1月14日 23時) (レス) id: a247a0078f (このIDを非表示/違反報告)
風月(プロフ) - 完結おめでとうございます!頑張り屋さんの翔くんと、支える4人が暖かくてほっこりしました。受験前の忙しい中、お疲れ様でした! (2015年1月6日 13時) (レス) id: 2bb52e5072 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:aki | 作成日時:2014年11月9日 1時