5×15 《完結》

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翌日。



結局昨日の夜はみんなでニノの部屋に泊まろうってことになり…


夜を明かした。





翔「…ん。」



身体を起こすと、自分の身体が昨日の夜より重たいことに気付いた。

今日はリハーサルだ。

まず、打ち合わせをして、動きを確認する。

本番は明後日だけど、慣れないセットでのコンサートは難しいから何度も流れを確認するためにするんだ。




潤「…ん。翔くん？」


翔「ん？おはよ。」



俺が笑い掛けると、すぐに気付いた松潤。



潤「もしかしてさ、調子悪い？

顔色良くないよ？」


翔「…うん…まあ。

でも、そこまで酷くはないから大丈夫。」


潤「リハの時辛くなったら言ってね？

リハだからすぐ休めるから。」


翔「うん…ありがと。」




今日は素直にそうしよう。

もし、休まずに倒れでもしたらみんなに迷惑がかかる。

本番には万全な体調で臨みたいから。




潤「そろそろみんな起こす？

あと一時間くらいで出ないといけないし…」


翔「うん…そうだね。」



俺ら二人であとの三人を起こした。



俺がシャワーを浴びて出てくると、

ソファにうつ伏せになっているニノ。



翔「ニノ、どうしたの？」



近くにいる智くんに聞く。



智「腰が痛いみたいでね、潤が湿布貼ってあげてんだけどね？
結構辛そうだよね。」


翔「うん。」


智「…翔くん。無理しないでね？」



なるほど、もう話が伝わってるんだ。



翔「うん。大丈夫。」



やっぱり心配されるのは好きじゃないな…

これは昔からそうだけどね。

心配も迷惑も掛けたくないんだ。

だから、元気なフリだけでも…させてね？









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