大切な仲間 Part10 ARS (ページ7)

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酷い頭痛ページ7

潤side

にぃ達に処置をしてもらうと大分楽になった目眩。

でもまたいつ起こるか分からないから俺は翔にぃにおんぶされながらリビングに。

そして、今はソファに横になっている。
それでも頭の中では、にぃ達に迷惑をかけてしまった罪悪感でいっぱい。

思わずため息が出てしまう。

潤「…はぁ…」

翔「どうした？気持ち悪い？」

潤「…ううん…俺さ…また…にぃ達に迷惑かけちゃったなって…。」

智「ふふ、潤ちゃんのお決まりのセリフみたいになっちゃってるじゃ～ん。」

翔「ほんとだよ～
あのね潤？
いつも言うけど潤は何にも悪い事はしてないんだよ？
じゃあもし智にぃがお熱になっちゃったらどうする？」

潤「…かんびょうする…」

翔「そうだよね？
じゃあその時に迷惑だって思う？」

潤「…ううん…早く治って欲しいって…思う…」

翔「うんうん。
だから今俺達はその時の気持ちと一緒なんだよ。
潤に早く治って欲しいな～って。
だから迷惑なんかじゃないの。
今度からこういう事言ったらお尻叩くからね！」

潤「…はい…」

俺は翔にぃのおかげで罪悪感は少しずつ消えていった。

でも昼になるとまた復活した頭痛。
これも最近では感じたことの無い激しい頭痛だった。

潤「…くっ…あぁ…」

智「ごめん翔。
病院に電話してくれる？
あと和、車出せる？」

和「分かった。」

智「雅紀は潤の看病をお願い。
僕はちょっと準備してくる。」

雅「了解。」

潤「…うぁ…まさに…いたいよぉ…はぁ…はぁ…」

雅「痛いなぁ…」

熱は無いのに激しい頭痛。
俺はそれに更に不安になって思わず助けを求めてしまう。

でもにぃ達は嫌な顔せず俺に寄り添ってくれて。
頭は痛いけど、どこかで少しだけ安心している自分がいた。