大切な仲間 Part10 ARS (ページ4)

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酷い頭痛ページ4

翔side

朝、潤が降りてきたときに顔色が少し悪いと思ったらそのままソファにダイブ。

そんなことも珍しいから聞いてみると、どうやら偏頭痛が潤のことを苦しめているらしい。

俺も偏頭痛持ちだけど半年に1回か無いかってくらい。

でも潤は、天気が崩れていると必ずなるタイプだからね。

潤「……。」

朝ご飯を食べていても、あまり箸が進まないみたい。
でもちょっとは食べてくれているから、薬は飲めるね。

和「潤？無理して食べなくていいよ？」

潤「…でも和にぃが作ってくれたから…」

和「大丈夫だよ！そんなこと気にしないで？」

和にそう言われると潤は申し訳なさそうに箸を置いて
「ごちそうさま」って。

翔「おっじゃあもう少ししたら薬飲もっか。」

潤「…ん…」

雅「ごちそうさまでした！
さっ潤、ソファ行こう～」

雅紀が完全に元気を無くしている潤をソファまでエスコートしてくれた。

こういう時に頼りになるんだよね。
普段はちょっとおバカさんだけど。

雅「んー？ふふ何よ～もう潤ちゃん可愛いんだから！」

潤「…しょぅにぃ…きてぇ…まさに…いじめるぅ…」

雅「お、俺いじめてないよ?!」

翔「ふふ、分かってるよ。
潤はこうして欲しかったんじゃない？」

潤の後ろにまわって抱き締めてあげる。
すると、潤はちゃんと体重をかけてくれた。

雅「そっかぁ…ごめんね雅にぃ気づいてあげれなくて。不安だったね？」

潤「…でもたのしかった…まさにぃのこと大好きだから…」

そう言って貰えて雅紀も嬉しかったのか、潤の髪を、わしゃわしゃと。

この感じなら薬を飲んで体を休めれば大丈夫かなと思っていたけど、悲劇はこれからだった。