大切な仲間 Part10 ARS (ページ16)

今日:36 hit、昨日:12 hit、合計:111,820 hit

言えない秘密ページ16

智side

最初聞いた時は少しだけびっくりした。
でも和が元気を無くす原因が分かって少し安心した。

和はずっとおねしょに悩まされていたんだ。
自粛とかもあったし、ストレスとかも溜まってるからね…。

こんなことならもっと早く声をかけてあげれば良かった…。

和「…あの…智にぃ…このこと…翔にぃと…潤には言わないで…？」

智「うん、分かった。約束するよ。」

確かに大人になってこのことは辛いもんね。
そういえば最近になって良くシーツを洗ってたもんな。

てっきり暑い日が続いたりしているから洗ってるんだと思ってたけど…。

とにかく和1人じゃ更にメンタルもやられちゃうかもしれないから今日から雅紀と一緒にお世話してあげようか。

智「じゃあ…和？
今日から3人で寝よう？」

和「…え…？」

智「和は絶対1人で我慢しちゃうんだから。
だから、たまには僕達に頼ってよ？」

雅「そうだよ？和。
俺たちにもお手伝いさせて？」

和「…ん…」

良かった。
これで少しは不安を取り除けると良いんだけど…。

・

・

この日の夜。
さっそく3人で僕の部屋に布団を敷いた。

和「…ちょ…雅にぃきついよ…」

雅「しょうがないじゃん！
別にいいでしょ？和ももっとくっついて！」

和「…えー…」

智「ふふ～、僕も和にくっついちゃお。」

雅紀と約束したんだ。
和の前では絶対に明るくすること。

和は誰かに人一倍気を使う子だから、今回の件はかなりのストレスだったと思うんだ。

だから絶対に不安な気持ちにはさせないからね。