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No.13 ページ15

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「…私、外では絶対に組の者ってバレたくないので、

今日は仕方ないですけど、

明日からは一緒に学校行きませんから」



「…徹底してるんだな、」


「俺、Aちゃんと一緒がいいのに…」



一緒に電車に揺られて、数分



…あ、この時間、友達が乗ってくるかも

そんなことが頭に過り、二人を見上げる




「…ん?」


「どうしたの、」



…喋らなければ大丈夫、かな

私がそんなことを考えていると









「…、、」









背中の方に違和感









それは、背中から少しずつ下へ、下へと降りていく









あ、痴漢だ









どうしよう、二人には、あまり言いたくない






組の頭が痴漢されてるなんて恥だ。









単純にそれだけの事だけど、

助けて、とは言えずに下を向く






あと一駅で、目的地だから、

それまで、我慢すればいい。







私は、極道の娘だから、大丈夫、怖くない








ぎゅっと拳を握りしめて、

気持ちの悪い感触をただ我慢していた









「…ねぇ、おっさん何やってんの」



低い声が、左上から聞こえた









「痴漢だよね、彼女怖がってるんだけど」



「え、」





バッと見上げると、善逸が私の後ろにいるおじさんの

手をギリギリと音を立てるほど強く掴みながら

青筋を立てて怒っている








「…大丈夫か?」



炭治郎が私を引き寄せ、その人から距離が離れる





「次の駅で降りなよ。警察に突っ込んであげる」




善逸は相当キレてるみたいで、

おじさんが痛がっている手を離さない







「善逸、手、離さないと、痛そう」







顔がどんどん痛みで歪んでいくおじさん


コソッと告げると、善逸は大きく舌打ちをして、

私の後ろに入り込んだ





炭治郎と善逸に挟まれて、

少し恥ずかしいけど、安心感があった

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アスカ(プロフ) - 日月さん» ありがとうございます!超絶スローペースですが追いかけてくださって嬉しいです〜!今は忙しいのですがあと少ししたら落ち着くので完結までどうぞお付き合い下さい、! (2020年12月22日 23時) (レス) id: 11265964c2 (このIDを非表示/違反報告)
日月(プロフ) - 更新復活してくれたんですね!ありがとうございます!そしてお疲れ様です!私はこの作品大好きなのでいつも読ませて貰ってます。というか暗記しちゃいました!これからも更新頑張ってください! (2020年12月6日 17時) (レス) id: c4281a1439 (このIDを非表示/違反報告)
アスカ(プロフ) - 黒ユリさん» 極道パロになってるかどうか不安ですが…(´・∀・)ありがとうございます、頑張ります(´∇`) (2020年8月30日 19時) (レス) id: 11265964c2 (このIDを非表示/違反報告)
アスカ(プロフ) - 雨苺さん» ありがとうございます(。_。*)更新激遅ですが頑張ります…! (2020年8月30日 19時) (レス) id: 11265964c2 (このIDを非表示/違反報告)
黒ユリ - 極道パロって初めて見るんですけど、面白いですね!夢主の性格とか大好きです。更新頑張って下さい! (2020年8月29日 8時) (レス) id: 09d9536e19 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アスカ | 作成日時:2020年3月14日 16時

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