ぶりっ子は実は歌い手でした。2【歌い手】 (ページ2)

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やはり私は… ページ2

you side

「俺、そこの大学行きたいなー。」

『私も行きたいー。声楽科、結構楽しいらしいし。』

「はぁ…俺、でも声楽科苦手なんだよな…。」

『えっ？なんで？』

「…まぁ、色々とあって。あ！そういや俺購買行くんだった！ちょい行ってくるわ」

『…あ、うん。』

なんだろ、なんかあったのかな。

触れたら、いけないことなんだろうな。

＊＊＊＊＊＊＊

まぁ、そんなこんながあって今に至る。

私は無事合格出来た。というか、推薦なんだけどね…。

そう、私を推薦してくれたのは

「すーらーっ！」

『うわっ、まふくん！』

まふくんだ。

まふくんは桜丘音楽大学で2年生なのに優秀な成績を沢山納めているから、よく信頼されてるらしい。

だから、僕が推薦したら絶対入れるよと言ってくれたので、それに任せたら本当に入れた((

いや、まさか推薦で入れるとは思ってなかったけど…。

「うわって…酷いなぁ」

『ごめんごめんw』

「すーらが卒業してから1回もあってないから飛びついちゃった」

しゅんって顔して…しゅんってしやがって！！

私がそれに弱いのまふくん知ってるの！？

『うーっ、別にいいけど…。』

「ふふっ、ありがとう。」

まふくん、顔綺麗だな…なんて思いながら道を歩いていると。

『あ、見えてきた！！』

桜丘音楽大学が目の前に…。