40話 ページ5
トントンside
ほぼ強制でAの女装が決まってから１週間たった。本番は明日なので１週間オスマンに扱かれているというAの結果をグルさんよりも一足先に見に行こうと廊下を歩く。
目的の部屋に声をかけながら入ればその部屋は明らかに空気が違った。
tn｢オスマン、A入るで……って何やこれ｣
そこは個人的な集まりで開かれるお茶会の様だった。決定的に違うのはその場の雰囲気だ。うちでたまに開催されるお茶会は比較的普段より落ち着いてはいるが、普通のところと比べると騒がしい。しかし、ここにはそんな騒がしさなんて微塵もない。落ち着いた心地の良い静けさが流れていた。それを特に強調させるのは物音を立てることなく優雅な振る舞いをしている２人がいるからだろう。
os｢おっ！トントン！！どう？スパルタ特訓の成果｣
ドアノブを握ったまま呆然と立ち尽くせば振り返ったオスマンがいつも通りの様子でこちらへやって来る。満面の笑みを浮かべているあたり成果は上々なのだろう。いや、これを見たらわかることなのだが。
｢トントンさんご機嫌麗しゅう。その……おかしな点は無いでしょうか……？｣
おずおずと、と言った様子で声をかけてきた方を見て俺は暫く固まった。
本番まで慣れるためだろうか？ワンピースを着ているAはどう見ても女性である。見た目、立ち振る舞い、言葉遣い……は元々綺麗だったのであまり変わった印象はないが。それでも男であるとは微塵も思わせないその立ち振る舞いは俺を固まらせるには十分すぎた。
｢……？トントンさん？？やっぱり変ですかね……｣
tn｢いやいや！！！変わりすぎてびびっただけ！完成度高すぎませんかねぇ……？？｣
Aを凝視した状態で固まってしまったため、反応が返ってこない俺を見て明らかに肩を落とすAに慌てて弁明する。それを聞き明らかにホッとした表情を浮かべるA、オスマンは満面の笑みのまましきりに頷いていた。
まあ、事故は起きないだろうと思い実行してもらったが違う意味でこれは事故なのでは……？と考えずにはいられなかったが
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紫陽花(プロフ) - チェシャさん» 今更になりましたがありがとうございます！頑張ります！！ (2018年11月11日 21時) (
レス) id: d583647217 (このIDを非表示/違反報告)
チェシャ - 続編おめでとうございます！これからもお体に気をつけて更新頑張ってください！ (2018年11月2日 20時) (レス) id: bce2687db4 (このIDを非表示/違反報告)
紫陽花(プロフ) - まるさん» ご指摘ありがとうございます。確認不足で申し訳ないです。 (2018年10月28日 1時) (レス) id: d583647217 (このIDを非表示/違反報告)
まる - 作品を作る前にルールをしっかりご確認下さい。オリジナルフラグをちゃんと外して下さい (2018年10月27日 19時) (レス) id: 403bff38f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫陽花 | 作成日時：2018年10月27日 18時
