逃走する亜音速タクシー ページ10
『甚爾くんは出せないから.....うーん、多分だけど...五条と夏油はワタシと直哉を狙ってくるだろうね』
「なんでなん？夏油くんの性格やと真面目に呪霊祓ってそうやけど」
ワタシがそう言うと小夜パイセンが不思議そうに言った。
『何言ってんの〜いくら一般家庭育ちのいい子ちゃんだとしても五条の親友。最強ちゃんの片割れだよ？多分1年に呪霊祓うのは任せて来るでしょ。
それにあの時、ワタシと直哉は目をつけられてる』
「なるほどな〜、で？それからどうするん？いくらキミらでもあの2人には敵わんと思うで」
小夜パイセンがそう言った。
『そう！だから逃げる。アイツらは2人組で行動してるだろうから直哉の投射呪法で逃げてアイツらを引きつける。その間に先輩達が呪霊を祓うんだよ』
「俺を使って逃げるんや。上手くいくんやろな？」
それを聞いていた直哉が不機嫌そうにそう言った。
『それは行ける、余裕があるなら灰原の方に向かってよ』
“ワタシが灰原の意識をハイジャックする”
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
「アカンアカン、ホンｯｯマにアカン！！！ちょっと舐めとったけど夏油くんと悟くんのセットはアカン！！呪力量見ただけで分かるわホンマにダメな奴や！あんなん甚爾くんしか勝てへん！！！そりゃ最強言われるて！！」
ワタシを担いで投射呪法を使い全力疾走する直哉が今まで見たことの無い顔でそう叫んでいた。
『そのまま2時の方角に走れ！！』
2時の方向に蛇目で見つけたとある怨霊。
それは灰原の後ろに着いていた霊であり、ワタシが灰原の蘇生時に流し込んだものだった。
「なんで！？木にぶつかったら1秒止められるんやけど！！？ってかこの速度でぶつかったら即ぺしゃんこや！！」
『ワタシの呪力がある！』
「はぁ！？待ってそれどゆことなん！？？」
『説明は後でする！今はとにかく急いで行け！！詰むぞ！』
「この状況が！！もう！！詰んでんねん！！アホ！！！」
『まぁとにかく急い.....マズイ...速く！急げ直哉！五条が後ろで笑いながら赫撃つ準備してる！！』
「いや俺まだ死にとぉないんやけど！！？ってか灰原ってアイツやったっけ！？」
直哉は数十m先に居る灰原の方に方向を変え、そう叫んだ。
「うぇ！？禪院と夏落！！？」
『そのまま突っ込め！』
普通だったらこの速度で当たれば腕は骨折するし、普通に死ぬ。
だけど、ワタシが蘇生した灰原なら死なない。
「っえ、？」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 81人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ねこぼん - ああああああああああああああああああああさん» ぶっ通し！！？ありがとうございます！！了解です！気をつけます！ (4月27日 17時) (
レス) id: ed029dc327 (このIDを非表示/違反報告)
ああああああああああああああああああああ(プロフ) - 掛け合いや展開が面白くてぶっ通しで見ちゃいました……！お体に気をつけて更新頑張ってください！ (4月26日 15時) (レス) id: b7b5d1d0dc (このIDを非表示/違反報告)
ねこぼん - 海獣さん» わ、うれしいです！！！ありがとうございます！！！！ (2月15日 18時) (レス) id: ed029dc327 (このIDを非表示/違反報告)
海獣(プロフ) - めっちゃ可愛かったです！！キャラたちがかわいい！！あざす！！ (2月13日 18時) (レス) @page7 id: b62edcffd1 (このIDを非表示/違反報告)
ねこぼん - 海獣さん» 返信遅くなってすみません、！！わ、ありがとうございます！！蘇生系とか今のとこ見た事なかったのでいいかなと思いました！！あのイラストじゃ服とか分かんないのでまた載せる予定です！！ (2月6日 19時) (レス) id: ed029dc327 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ねこぼん | 作成日時：2024年1月27日 9時
