蒼色の炎 ページ5
第三階層、蒼炎。
『蒼嵐！！！』
ワタシがそう言うと三年達を覆うように蒼色の炎が出てきた。
「うわぉ！」
「はっｯ、？？」
地獄には十個の階層がある。
1〜2までが普通の紅色の火。
3〜5までが蒼炎。
6〜8が紫色の炎。
そして9〜10が黒炎。
下から順番に、黒炎が第一階層で一番ヤバイ奴。第二階層の紫は普通の炎と蒼炎の掛け合わせらしい。
んで第三階層の蒼炎は三番目にまずいやつってわけ。
まぁどこかの部屋にいたおばけが言ってたんだけどね。
「火なんて俺の術式でどうとでも......！？
術式が...使えへん...！！なんで、！？」
「でもダメージは入らねぇ！その顔面ぶん殴ってやるよ！！夏落のご当主候補様ｧ！！」
そう言い、ミニゴリラはワタシの方に突っ込んできた。
「谷野くん!!行けばひとたまりもｯ....!!」
小夜パイセンがそう言い切る前にそのゴリラは動き出していた。
いいね、試そうと思っていたんだよ。
冰黒の性質を！！
シン陰流簡易領域
『抜刀』
「ｱｶﾞｯ....!!」
峰打ちだった。谷野は白目をむき、気絶して倒れた。
「はぁーー、」
「よぉやるわ..、ホンマに、」
小夜パイセンは大きなため息をつき、直哉は目が覚めたのか小さく弱々しくそう呟いた。
『っと言うわけでー
降参してくれませーん？小夜パイセーン。アンタは呪力も､もうないし、こっちは呪具も持ってるんだ。さっさと降参してくれれば痛い思いはさせないんだけど』
ワタシはニコニコとした表情を浮かべてそう言った。
『さっきと形勢逆転ですね〜』
うふふと態とらしく笑いながらそう云うと小夜パイセンは本日二回目の大きなため息を付きながらこう言った。
「呪力はない、谷野くんは戦闘不能、んで俺は直哉くんとの勝負で疲れた。しゃーない、降参するわ」
小夜パイセンが両手を上げ、降参のポーズを取った。
《あー、夏落 禪院ペアの勝ちだ。小夜と谷野はグラウンド１０周走れ》
放送で甚爾くんの声が聞こえてきた。
いやぁ、すいぶんと怠そうな声だ事〜。
『勝ったよ直哉。やったね、君の大金星だ。んで立てるかー？随分とボロッボロだけど』
「るっさいわ、俺が居るんやから勝てて当然やねん。あんまイキっとると殺すぞカス」
そう言い一人で立とうとするがフラフラとしていて今にも倒れそうだった。と云うか倒れた。
カッコ付かない終わり方だね。折角の顔面国宝なのに。
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ねこぼん - ああああああああああああああああああああさん» ぶっ通し！！？ありがとうございます！！了解です！気をつけます！ (4月27日 17時) (
レス) id: ed029dc327 (このIDを非表示/違反報告)
ああああああああああああああああああああ(プロフ) - 掛け合いや展開が面白くてぶっ通しで見ちゃいました……！お体に気をつけて更新頑張ってください！ (4月26日 15時) (レス) id: b7b5d1d0dc (このIDを非表示/違反報告)
ねこぼん - 海獣さん» わ、うれしいです！！！ありがとうございます！！！！ (2月15日 18時) (レス) id: ed029dc327 (このIDを非表示/違反報告)
海獣(プロフ) - めっちゃ可愛かったです！！キャラたちがかわいい！！あざす！！ (2月13日 18時) (レス) @page7 id: b62edcffd1 (このIDを非表示/違反報告)
ねこぼん - 海獣さん» 返信遅くなってすみません、！！わ、ありがとうございます！！蘇生系とか今のとこ見た事なかったのでいいかなと思いました！！あのイラストじゃ服とか分かんないのでまた載せる予定です！！ (2月6日 19時) (レス) id: ed029dc327 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねこぼん | 作成日時：2024年1月27日 9時
