死者は蘇らない2 ページ19
「禪院、キミは右腕を抑えてくれ。私は左側を抑える」
「いや俺がどうにか出来るわけないやん!!!ちょ、待ってや甚爾くん!!?せめて結果出るまで待たん!?あと悟くんは笑わずに止めて!」
「うるせぇ、馬鹿共。騒ぐなら外出ろ」
遺体を調べている家入硝子を他所に騒いでいるのは五条に着いてきた夏油傑と禪院直哉。
伏黒甚爾はと言うと無言で上層部を皆殺しにしようと乗り込もうとしている。
そしてそれを見てヘラヘラ笑っている五条悟。
「まだ甚爾も灰原も生きてんでしょ〜?なら行けるって」
そして、その約30分後。
「.......もう言わせてもらうけど、私じゃムリだ。伏黒の時も、灰原の時も。生き返ったのは全部夏落が蘇生させたからだ。それも、媒介もなしに」
真剣な様子で言う家入。
「これはもう手の施しようがない。まずこの傷だと出血多量で即死だ。そうじゃなくても内蔵が逝かれてる。
残念だけど私達の呪術じゃ蘇生はムリだ」
家入は苦しそうにそう断言した。
その言葉を聞いて周りの五条達は動揺した。
当たり前だ。自分達の中で唯一他人に反転術式を掛けれる奴ができないと言ったのだから。
「クソッ、、......おい、待て。ってか同行者お前だったよな?なんで別行動してんだよ!!」
同行者が直哉だった事を思い出して起こった五条が直哉の胸ぐらを掴んだ。
「アカン、ヘイトが上層部のジジイから俺に向いてしもた」
「うるせぇ、なんで別行動してんだよって聞いてんだよ!それ以外喋んな」
「だって相手2級やと思っとったし......それに2級なんかAちゃんの相手にもならんやんか、。それにアレやし」
“中に特級呪霊おるらしいやん”
その言葉でまた空気が凍りついた。
特級仮想怨霊“
500年ほど前に封印され、8つの蛇宝になった怨霊。
術式を見切る能力があるらしいが、その詳細は分からない。
全ての蛇宝を取り込めば蛇眼が完全になるらしいが、それも本当なのかは証明されていないのだ。
大蛇は証明されていないことが多すぎるから。
「だからぶっ殺そうってか!!アァ!!」
「ちゃうわ。せやからそこらの術式呪霊くらい大丈夫やろ思おたんや」
五条が直哉の胸ぐらを掴んでそう怒鳴った後、直哉が焦ったように言った。
その後に夏油が慌てて止めると、五条は苦虫を噛み潰したような表情をして部屋を出た。
81人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ねこぼん - ああああああああああああああああああああさん» ぶっ通し!!?ありがとうございます!!了解です!気をつけます! (4月27日 17時) (レス) id: ed029dc327 (このIDを非表示/違反報告)
ああああああああああああああああああああ(プロフ) - 掛け合いや展開が面白くてぶっ通しで見ちゃいました……!お体に気をつけて更新頑張ってください! (4月26日 15時) (レス) id: b7b5d1d0dc (このIDを非表示/違反報告)
ねこぼん - 海獣さん» わ、うれしいです!!!ありがとうございます!!!! (2月15日 18時) (レス) id: ed029dc327 (このIDを非表示/違反報告)
海獣(プロフ) - めっちゃ可愛かったです!!キャラたちがかわいい!!あざす!! (2月13日 18時) (レス) @page7 id: b62edcffd1 (このIDを非表示/違反報告)
ねこぼん - 海獣さん» 返信遅くなってすみません、!!わ、ありがとうございます!!蘇生系とか今のとこ見た事なかったのでいいかなと思いました!!あのイラストじゃ服とか分かんないのでまた載せる予定です!! (2月6日 19時) (レス) id: ed029dc327 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ねこぼん | 作成日時:2024年1月27日 9時