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「えA男といるマ?!?」
うげ、この声は…。
私がこの世で1番嫌っている相手、多分相手も私ことこの世で1番嫌ってる。その相手はそう、幼馴染のローレンだ。
ロ「えその男が剣持さんマ?!?!!そこできてたマ?!?!!?」
『うるさい、口塞ぐぞ、おい。』
ロ「なんかじゃない?調子乗ってるよな。今ここで息の根止めるぞ?」
『んな事できないくせにおもしろ。何お前ぼっちで映画きたん?可哀想にwwwwww』
ロ「は?ちゃんと来る人いますけど?!?!!女いるが?!?!」
『絶対いなくて草。その相手見当たらないなぁ??』
剣「あ、叶くんじゃないですか、まさか付き添いって叶くん……?」
叶「もちさんだ、久しぶり〜!そうそう、ローレンの付き添いは僕だね。もちさんは金城さんと?」
あ、この人か、あの野郎と相棒の叶って人。まって思い出しただけでも葛葉殴りたい腹立つ。顔いいなぁ、癒し系みたい。
ロ「…で、剣持さんとどこまでやったん?」
『おまえばかっ…!!なんもしてないから!!付き合ってもねぇよ!!!』
ロ「ふーん?隠す系ね?はいはいどうせ付き合うそのうち。叶さんこいつらカップルっすよ、はよ行きましょ。」
叶「カップルの邪魔はしちゃいけないね、また今度話そうねもちさん。金城さんも。ばいばーい」
『ローレンお前ほんとにすり身にしてやるからな!!!!』
最悪すぎではあった、休日にまであんなくそ幼馴染の顔見なきゃとかしんどいって。はぁぁぁ!!ムカつくあいつ。
「…正直僕のことどう思ってる?」
『んー、嫌い。大嫌い。この世で2番目くらいには。』
「…Aって嘘つく時耳触る癖あるよね。嘘つかないで。」
さすが私のストーカー(仮)、癖まで知ってんのかよ…!
いや実を言うと嫌いではない、好きな方まである。でもそれは友達として、恋愛的な目では見たことない。一切たりともな。
『…もーいいでしょこんな話!!早く映画!!上映しちゃうから!!!』
「……絶対後で、聞くからな。」
この後必死に話を逸らし続けるAちゃんでした。
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作者名:ななし | 作成日時:2023年6月10日 11時